創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

作品削り ・ ジャガイモ堀り

2011年07月15日 | 日記
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梅雨が明けてから気温も急激に上昇し、
朝から晩まで熱風にさらされている毎日、
まだ7月も半ばというのにこの暑さ、この先が思いやられる。

先日作った作品、あっという間に水分も飛んで乾燥が早まり、
仕上げの段階まできてしまった。

土練機に何度も通し、きっと鉄分や錆が混ざっていないだろう、
そんな淡い期待を抱きつつ削り作業を行った。

Photo

   削り

ああ残念だが、やはり土練機は不調。
削っている最中、カンナに「 コツン、コツン、」と何かが引っかかる。
ロクロの回転を止め、目を凝らしてみれば鉄粉や錆の塊。

困った、困った。 何度言ったってどうしようもない。
今はとにかく作り上げた作品の仕上げを急がねばならない。
これ等の作品は、窯変鉄耀作品として焼き上げる予定。

窯変鉄耀、これは天目の一種で私しかこの色、作品を発表していない。
全体が黒褐色で、その表面に美しい文様の結晶が浮かび上がる作品である。
粘土に混ざっている鉄分や錆、鉄耀釉薬に溶け込んでくれるから心配が無い。

心込めて作った作品、カンナに引っかかる鉄分など気になるが、
このまま削り作業を続けていこう。

Photo_2

   ジャガイモ堀り

ジャガイモの収穫時期も丁度きて、すべてのジャガイモを掘らねばならなくなった。
作品が急激に乾燥しないようにポリ袋などで養生し、畑へ。
強烈な太陽光線で畑の土も固く締まり、鍬(くわ)を振り落とすのも一苦労。

母に掘らせるわけに行かず、午後から畑に出てジャガイモ堀り。
風は渡ってくるものの、それは熱風。 加えて頭上からは強烈な太陽光線。
持参してきた500ミリリットルのペットボトルのお茶3本、あっというまに飲み干してしまった。

「 ジャガイモ堀りってこんなに辛かったっけ?」と自問自答しながら堀り続けた。
少し掘ってはジャガイモにこびりついている土を丁寧に落とし、
再び次の株を掘っていく、そうこうしている内に夕方。

結局この五日間で、2度畑に出かけたことになった。
その前は母も出てきていたが、さすがにこの暑さ、身に応えたのだろうか、
私が掘っている最中、夕方になっても畑にこなかった。

「 全部掘らんといて、私の楽しみがなくなる!」とウソぶいて言っていたけれど、
昨日あさ電話が掛かり、「 掘ってくれたんか、助かった。」と。

Photo_3

   完了

ジャガイモを掘った箇所、地面をならして石灰を撒き耕運機で打ち込む、
そうして畑を休ませておけば、次は秋冬野菜の準備に取り掛かることが出来る。

よくよく考えてみたら、昨年は雨が多く、
わずかの晴れ間に急いでジャガイモを掘ったっけ。

昨年の7月14~15日は奈良、大阪に出かけていた。
梅雨も明けていなくて、物凄い雨に打たれたり湿気にも悩まされたり。
15日夜の帰りの電車では、大雨で琵琶湖付近で電車が何度も止まったり、
動いたと思ったら、人が歩くような速度だったり・・・それも懐かしい思い出。

今のところ遠出の予定も無く、畑仕事も一通りすませたことだし、
作品つくりを優先しなくてはと思っている。


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