先日の日曜、隣町のドラゴンスクールのバーベキューパーティーが行われた。
いつものように私も参加し、バーベキュー調理の手伝いをした。
今年の参加者は少し減って、大人子供合わせて30人くらい。
ドラゴンスクールは、中国語、英語を教えている教室である。
先生は、中国北部、瀋陽大学で英語を教えていた女性。
現在は日本人と結婚され、小松市の中学校で英語を教えていられる。
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和田山史跡公園 開会の挨拶 |
助田青華先生の御挨拶で始まった。 先生は、右の白い帽子をかぶった方。
この日は曇り空で雨の心配もあったが、皆さんの日頃の行いが良かったのか、
午前11時から終了の午後2時半まで雨は降らなかった。
梅雨にはまだ入っていなかったが、気温が心もち低く、
涼しさを通り越して、肌寒さを覚えた一日だった。
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ゲスト挨拶 |
助田先生の同僚か、ゲストとしてオーストラリア、カナダから来ている、
英語の先生二人も加わった、国際色に溢れたメンバーのパーティーだった。
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小松中華飯店・勝ちゃん マスター |
小松で中華飯店といえば、勝ちゃん。
美味しいことで知られていて、かなり遠方からもお客さんが来られることで有名。
マスターは70歳を超えていられるが、仕事はもちろんのこと、中国語を勉強されていて、
かなりの会話を操っていられる。 一年に数回は勉学に中国に行かれているとのこと。
毎年この時期に行われる、ドラゴンスクールのバーベキューパーティー、
親睦を兼ねて行われる楽しいパーティーである。
助田先生の計らいで、来られるゲストは毎年違う外国人である。
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焼肉 |
バーベキューの手伝いをしながら、ゲストの方々との会話もまた楽しい。
そして今回も同じ質問を投げかけてみた。
日本人は何年も英語を勉強しているのに、ほとんどしゃべることが出来ない。
英文を書くことは習っているので、それなりに何とかなるが、会話が出来ない。
そのことについてどのように思いますか?
答え、日本人にとって外国語を話すことは難しいと思います。
まず話す機会が全くないこと、外国人との交流が無いこと、
外国語をマスターするには話す機会が無くては無理、その点で日本人には難しいかも。
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調理 |
私は30数年前にヨーロッパに渡り、若かったことも手伝ってか、かなり早く英語を話せた。
出かける前には会話を習ったが、イギリスへ着いた途端、私の英語は通じなかった。
しばらくショックを受けていたが、私の世話をしてくれたべネツィア出身のママ、ルチアさんの協力で、
一週間ほどで聞き取りも出来るようになり、少しずつではあるが会話も出来るようになった。
今回のゲストの話ではないが、話す必要性が無い日々を送っている一般の日本人、
よほどの事が無い限り、外国語を話すチャンスは訪れない、その結果、話せない。
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焼きソバ |
英語と日本語を交えて色んなことを話していると、少しずつだが単語が出てきた。
けれど文法はメチャクチャ。 優しい方々なので何を話そうとしているのか、耳を傾けてくれた。
私がイギリスに居た頃、ママ、ルチアさんはいつも私に言ってくれた。
「 ただまさ、もっとゆっくり話しなさい 」と。
それがどうだろう、今はゆっくりどころか単語が出てこない、話しても文法がデタラメ。
ゲストが言うように、毎日の生活の中で英語を話すことは全く無いのだ。
ヨーロッパから帰った後も、外国の方々との交流があったのなら言葉も覚えていたろうに、
仕事を優先して、英語を全く話さなくなったのだ。
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勢い良く燃える炭 |
巷では日本式英語が氾濫している。
特に気になることの一つとして、報道関係者の英単語である。
さまざまな話題の中で、何を思ってか英単語だけを使っていることである。
先日の夕方NHKのニュースを聴いていたら、ディレクターが・・・イノベーションがどうたらこうたら・・・。
はっ?イノベーション? その会話の相手が、技術シードがどうたらこうたら・・・。技術シード???
得意満面に英単語だけ使っていることに嫌悪感を覚えてしまった。
あの時のニュース解説での会話、何人の人が英単語を理解できたのだろう。
中途半端な英単語を使っての会話より、美しい日本語を使ってほしい。
それでも英単語を使う必要性があるのなら、会話すべてを英語にすべき、
そのように感じてしまった。
これからは益々国際化社会になってくる。
私達日本人もごく普通に英語や、その他の外国語が話せるようになればと願っている。
ちなみに、バイキング料理と言っているが大間違い。 正しくは「 ビュッフェ 」である。
外国に行って、バイキング料理を食べたいと言っても決して通じない。
特に報道機関の方々は、単語を使うならば正しい単語を電波に乗せて欲しいと思う。
今回のバーベキューパーティー、
肌寒さも手伝ってか、皆さんが窯の周りで暖を取っていることも珍しいことだった。