創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

なんとなく、イタリアン

2009年06月25日 | 日記

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太平洋側に停滞していた梅雨前線が突然北上し、
恐怖を感じるくらいの雨が降り、庭に溜まった水が家の後ろを流れる用水に勢い良く流れ込み、
片付けなくてはと思っていた草刈機で刈った雑草、豪雨とともに用水に吸い込まれていった。

テレビでは大雨警報を知らせ、空には雷の閃光。
良い天気が続いた日から、一気に天地がひっくり返ってしまったその夜、
まんじりともしないでテレビの画面を見つめていた。

Photo_6

   前庭の畑


翌朝、昨晩の嵐は夢かと思う程の良い天気で、太陽光線がジリジリと肌を焼くほどの好天に恵まれた。
素焼きを行う予定を延ばしていたが、穏やかな日和となり早朝より窯に火を入れた。
今回の素焼き作品は、「 型起こし 」で紹介した線文皿や壷、はし置きなど。

窯の温度を確かめつつ、前庭の畑を点検。
思っていたとおり、たたきつける豪雨でトマトの茎がさまざまな方向へと倒れていたり、
ゴーヤの蔓(つる)が支柱から外れてしまっていた。

Photo_5

   フルーツトマト・アイコ


からみあった糸をほぐすように、トマトとゴーヤの茎が折れないよう、そっと元の位置に戻し、
シッカリと支柱にくくりつけた。 その間も太陽光線が痛いほどに降り注いでいた。

10本植えたフルーツトマト・アイコ、今年も豊作で沢山の実がなっている。
昨年作って冷凍した、アイコのトマトピューレ、まだ3回分使えるほど冷凍庫に残っている。
もうしばらくするとジャガイモも収穫出来そうだし、ピューレを使った煮物でも作ってみよう。

Photo_4

   ゴーヤと
     キューリの棚


Photo_3

   実が付き始めた、ゴーヤ


狭い我が家の前庭の畑、ゴーヤと共に初めてキューリを植えてみた。
ゴーヤは3本植えたが、キューリは1本。 果たして生るか不安だったが、
節なりキューリを植えた為か、本当に一つ一つの節に花が咲き、実も付いている。

全く手入れをしていなかったキューリ、根元の葉を除けてみてビックリ。
なんだこれは! ヘチマと見まごうほどの大きなキューリが姿を現した。
加賀太キューリは有名だが、このキューリとは若干、味も違い調理法も異なる。

さてどうしたものやら、と思いつつメジャーで計ってみた。

Photo_2

   キューリ


なんと、30センチを超えるほどの太キューリ。
試し掘りしたジャガイモがあるし、それを薄切りしてオリーブオイルで透き通るくらいに炒め、
仕上げにコレストロール・ゼロのマーガリン、岩塩、黒コショウを加えてジャガイモソティーの完成。

本来ならバターを加えて美味しく作りたいところだが、健康面を考え、随分長い間というか、
全くバターを使ったことが無い。 バターを使えば誰でも簡単に間違いなく美味しく出来る。
そこは一工夫して、さまざまなハーブや調味料を加えて、それなりの味に仕上げるのはお手の物。

そして肝心のキューリ、包丁を入れてみたら、みずみずしい普通のキューリ。 皮をむき、
スプーンで種を取り、薄く短冊切りにして同じくオリーブオイルで炒め、仕上げにアイコのピューレ。
ズッキーニならぬ、キューリとトマトの、「 なんとなく、イタリアン 」の出来上がり。

Photo

   ひとかかえもある、
      キューリ


前庭の畑の整理を行いつつの素焼き、
大きな壷も入っている今回の窯、じっくりと時間をかけ慎重に慎重を重ねて温度を上げています。
窯開けの時、壷にヒビが入っていないことを願い、また窯の前を行ったり来たりするのかな?


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