オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

ザルツブルク音楽祭の「ドン・ジョヴァンニ」

2008年04月15日 10時37分25秒 | オペラ
この前の日曜日の深夜、NHK衛星第2で2007年、ザルツブルク音楽祭でのモーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」の公演が全曲放送され録画を見ました。
最近オペラ演出の流れになっている時代の「読み替え」による演出である。写真では見た事がありましたが映像で観るのは初めてである。時代を現代のファッション界に設定されている。このような演出を好む方にとっては大喜びかもしれませんが、私自身は保守的?なのか違和感を覚え、最後まで観るのが辛かった。(私自身、必ずしも時代設定を変える演出を否定する者ではありません。誤解のないように!)こんな演出をほめる人がいるという事は私はよほど遅れている人間なのでしょう。しかし下着姿の女性が多数登場しても何も美しいとは感じる事ができなかった。音楽とマッチしているとは、とても思えなかった。
そんな中で私を救ったのはモーツァルトの音楽の素晴らしさである。現在のオペラ演出は音楽に絶えず寄り添うか、音楽と直接対決を避け演出家が好き勝手にやるか、どちらかなのでしょう。今回観た演出はどうしても私自身後者のように感じます。
第2幕のフィナーレの六重唱は何度聴いても素晴らしい。やっぱりモーツァルトの勝ち!それまでのモヤモヤを全て消し去ってくれた。音楽をじっくり聴かせて欲しい。それにマッチした演出で見たい。しかし、さすがザルツブルク音楽祭!ハーディング指揮のウィーンフィルもいい演奏していた。

最後に保守的な?私がよく観る歌劇「ドン・ジョヴァンニ」のDVD。
輸入盤ですが1987年ミラノ・スカラ座の公演のライブ映像。
リッカルド・ムーティの指揮、ジョルジョ・ストレーレルの演出。
歌手もグルベローヴァやアライザなど揃っている。
このDVDで口直しする事にしましょう。

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