オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「ドイツ・レクイエム」

2010年06月18日 09時58分44秒 | 音楽
今日は朝から仕事の疲れが激しい。こんな時こそ大曲を聴きたいと思い、手にしたのがはブラームスの「ドイツ・レクイエム」のCDである。
カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団による1987年、ウィーンでのライブ録音(ドイツ・グラモフォン)を聴く。
若い頃はブラームスをよく聴いたが、齢を重ねるにつれて、あまり聴かなくなった。しかし例外的に好きな作品が2つあり、一つはヴァイオリン協奏曲。もう一つは、この「ドイツ・レクイエム」である。私にとって我を忘れる作品の一つです。
「ドイツ・レクイエム」の中で一番好きなのは第2楽章「なぜなら、すべての肉体は草のようなものであり」と第4楽章「あなたの住まいはなんと気持ちのいいことでしょう」そして第6楽章「死者たちはしあわせである」です。
3曲とも独唱なしの合唱のみの曲である。日本人はベートーヴェンの第九が大好きですが、もし私にオーケストラと歌うチャンスがあれば、ぜひ「ドイツ・レクイエム」を歌ってみたいとよく思っています。おそらく見果てぬ夢でしょう。

第2楽章
「・・・すべて人間の栄華は、草の花のようなものなのだ。草は枯れ、花は散るのだ・・・」
何か無常観すら感じます。

さて、この曲のCDのお気に入りはジュリーニ盤です。やはりウィーンフィルとウィーン国立歌劇場合唱団の魅力でしょう。
また、このCDのジャケットのハンブルク美術館蔵の油絵の写真が好きで、このジャケットの写真を眺めながら、この曲を聴くのが大好きである。

さてさて、このCDを聴きながらパソコンでベートーヴェンの弦楽四重奏曲の情報を検索中である。いよいよ来週、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲全曲のCD10枚のアルバムが到着します。私のCD棚に室内楽のCDはほとんど無い状態である。
ベートーヴェンの多くの作品の中で交響曲とピアノソナタと並んで弦楽四重奏曲は、避けて通れない傑作とは分かっていたが、私が室内楽自体、ほとんど聴いていない為か、この齢になるまで腰を据えて聴いていなかった。
昨年、バッハの宗教曲全集を購入しましたが「マタイ受難曲」と「クリスマス・オラトリオ」だけ聴いて頓挫状態である。今度はベートーヴェンだから大丈夫でしょう。
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲のあとはショスタコーヴィッチの交響曲と弦楽四重奏曲を聴き込んで行きたいと思っています。
財務大臣閣下はCDが届くたびに冷たい視線を飛ばしますが、まだまだ聴かなければいけない作品、CDがあるのは間違いなく、私にとって永遠の旅の様です。
 

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2 コメント

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「ドイツ・レクイエム」 (eyes_1975)
2010-06-18 22:18:46
カラヤン、ヤノヴィッツが初「ドイツ・レクイエム」でした。クレンペラー、他にも名演はありますね。ジュリーニ盤は私も聴く回数が多い。「ブラームス交響曲全集」も含め、ドイツ・グラモフォンによるウィーン・フィル録音がしっくりします。どういう訳か、ラトルはカラヤンと同じベルリン・フィルなのに合唱、サウンド共に質が悪すぎる。(「ブラームス交響曲全集」を大型店で試聴したが、こちらも同様)バーミンガム市響のきびきびしたサウンドは戻ってこなくなった。
新ウィーン派が受け付けています。シェーンベルクの「管弦楽のための変奏曲」ベルクの「ヴァイオリン協奏曲」といった十二音技法のパワフルさがモヤモヤを吹き飛ばしてくれます。ショスタコーヴィチ、ストラヴィンスキー。20世紀作曲家に行ってしまいます。いずれも声楽を伴う曲を作っているのが共通点かな。
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「ドイツ・レクイエム」 (オペラファン)
2010-06-19 21:51:27
ラトルの「ドイツ・レクイエム」には、食欲が落ちるほど大変がっかりしたので交響曲全集はとうとう購入しませんでした。大昔、ラトルとバーミンガム市響の初めての日本ツアーの時、わが町にもやって来てブラームスの交響曲第4番を演奏して、なかなか良かったのですが・・・
シェーンベルクはブラームスの室内楽をオーケストラ版に編曲しているのは有名。
ブラームスと新ウィーン楽派。なにか相通じるものがあるのでしょう。
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