オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

N響のマーラー交響曲第9番

2012年11月09日 22時17分30秒 | NHK交響楽団
昨晩は、この前の日曜日の早朝、NHK・BSで放送されたNHK交響楽団の9月の定期演奏会の放送の録画を見る。
指揮はアンドレ・プレヴィン。
そしてプログラムはマーラーの交響曲第9番。交響曲「大地の歌」と並ぶマーラーの最高傑作である。
ステージに現れたプレヴィンは介添えが無くては指揮台へ歩めない状態。
しかし、指揮を始めると最後まで、この大曲を振り切るプレヴィンのエネルギーには驚かされました。演奏には衰えを全く感じることが出来なかった。体は衰えても精神は、この長大な交響曲を振るだけの物凄さが心の中に秘められ燃えているのであろう。
NHK交響楽団も見事な演奏。
ただ、第1楽章から第3楽章までは聴いていてバーンスタインの録音では、こうだった、ああだったなど、どうしても思ってしまった。マーラーの交響曲第9番の演奏に関しては、どうしてもバーンスタインの呪縛から逃れることが出来ない自分がいた。
しかし第4楽章は素晴らしかった。感動的だった。凄い。本当に凄い音楽である。作品に引っ張り込まれた自分がいた。
N響の弦の響きも素晴らしかった。映像では時折、コンサートマスターをはじめ首席奏者たちの表情を克明に映し出されていましたが、緊張感に満ちた厳しい表情。音楽を見る面白さとは、このことを言うのかもしれない。
昨日は昼過ぎまでシューマンの交響曲全曲。そして夜はマーラーの交響曲第9番。
疲労感はありましたが、なにか充実した気持ちに満たされたことには間違いありません。


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