オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

NHK交響楽団のシューマンとR・シュトラウス

2016年05月17日 08時37分05秒 | NHK交響楽団
私の毎週日曜日の細やかなお楽しみのNHK・Eテレ「クラシック音楽館」でのNHK交響楽団の定期演奏会の放送。
5月15日の放送は先週に引き続いて首席指揮者パーヴォ・ヤルヴィの指揮による2月の定期演奏会。
シューマンのピアノ協奏曲を挟んでR・シュトラウスの「変容(メタモルフォーゼン)」と交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」の3曲によるプログラム。
この日のコンサートマスターはゲストコンサートマスターとしてロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のヴェスコ・エシュケナージが努めました。
まず「変容(メタモルフォーゼン)」は「23のソロ弦楽器のための習作」という副タイトルが付けられていますが、今回は倍の46人による演奏。
それだけに分厚い弦での演奏は聴き応えがありましたが、何故か私自身、吹っ切れない思いがありました。
この日のコンサートマスターはゲストコンサートマスター。当然ながらアシスタントを含めた3人のN響の正規のコンサートマスターは1人もステージにいない。また第2ヴァイオリンの首席奏者もいなかった。
団員のローテーションの関係だと思いますが、現在のN響の弦セクションの本当のベストメンバーによる演奏ではなかったのが私にとって残念でした。
次回はN響の顔と言えるべき団員がズラリと並んだ演奏で聴いてみたいものです。
ところで私は、R・シュトラウスの作品ではオペラや歌曲は、しょっちゅう聴いていますが交響詩などオーケストラのみの作品はほとんど聴かなくなった。「ツァラトゥストラはこう語った」も、今回、本当に久し振りに聴きました。若い頃は、よく聴いていたのに・・・。
演奏は、さすがヤルヴィ指揮だけに、なかなかのものだったと思いますが、また再びR・シュトラウスの交響詩などを聴き直してみようという気に、ならないのは私も年をとったためかな?
さて、私の今回の放送の一番の聴きどころ(見どころ?)は何と言ってもシューマンのピアノ協奏曲。
ピアノ独奏はカティア・ブニアティシュヴィリ。4月にスイスで開催され、浅田真央さんや高橋大輔さんも出演したアイスショー「アイスレジェンド2016」で生演奏したピアニストである。
今回のシューマン。よく言えば即興的な演奏。とくに第3楽章は凄いスピードである。ただ、何かシューマンの持つ、あの独特なロマン、歌が何か置き去りにされているようで残念だった。私は、かなり以前ですがマルタ・アルゲリッチによる、この協奏曲の演奏を生で聴いたことがあります。当然ながらアルゲリッチの個性が全面に出た演奏でしたが、やはり、そこには歌があった。歌っていた。シューマンから外れていなかった。やはり、まだアルゲリッチとは格が違うと言うべきでしょう。
しかし、今回、楽しんでいなかったか?と言うとけっして、そうではなかった。目はテレビの画面に釘付けでした。
顔の表情、後ろ姿、そして胸元など、あの艶ぽさにおじさんは胸がドキドキ、クラクラでした。これはコンサート会場よりテレビの方が楽しめたと思います。
時々、髪を振り上げて天を仰ぐ表情には、何かグッとくるものがありました。美人が大好きなハルくんは放送を見たのかな?
こういう演奏の楽しみ方も、たまにはいいか!
さて来週の放送は「NHKバレエの饗宴 2016」である。
パリ・オペラ座バレエのエトワールを長く務めたマニュエル・ルグリが選抜・指導した日本の若手ダンサーによるステージもあるとのことなので楽しみです。







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