オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

朝からチャイコフスキー、その3

2011年01月19日 10時38分32秒 | 音楽
今日も朝からチャイコフスキーの作品を聴く。
聴いた作品は交響曲第1番「冬の日の幻想」
今の時期にピッタリの作品である。演奏はムスティラフ・ロストロポーヴィッチ指揮ロンドンフィル。(1976年録音、EMI盤)
チャイコフスキーの交響曲は4番以降の作品が有名で、確かに作品の規模、充実度から言うとチャイコフスキーの交響曲は4番以降さえ聴いていれば十分なのかもしれませんが、1番から3番の初期の作品も捨てがたい魅力があります。
第1番はメランコリックで詩情あふれる作品。ロストロポーヴィッチ指揮の演奏も、録音当時、指揮者自身、当時のソビエト連邦からの亡命直後の演奏で、故国の大地を思っての演奏のためか、たいへん気持ちの入った演奏で聴き始めると止まらないものがあります。

チャイコフスキーの交響曲第1番のあと、今度は同じロシアの作曲家のグラズノフの交響曲第3番を聴く。演奏はワレリー・ポリャンスキー指揮のロシア交響楽団。(2000年録音)
チャイコフスキーの交響曲第1番は正に雪と氷で閉ざされたロシアの自然のような音楽ですが、このグラズノフの交響曲第3番は、どちらかと言うと厳しい冬が終わりを告げ、雪解けが始まり、ひんやりとした冷たい風は吹いていますが春の訪れを感じさせる心の高まりのような音楽のように聴こえます。

チャイコフスキーの初期の交響曲にグラズノフの交響曲。チャイコフスキーの後期の交響曲を聴く気がしない私。どうも私は正統なクラシック音楽の聴き手ではないようだ。