オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

スターズ・オン・アイス2011 その2

2011年01月11日 23時34分00秒 | 2010-2011年シーズン
2連休を終えてから、異常に仕事量が増え、かなり余裕が無くなってきたためか、なかなか今回の旅のことをコメント出来ない状況ですが、余韻がまだ残っている間に、書き留めて行きたいと思っています。
さて「スターズ・オン・アイス」である。
たいへん豪華な顔ぶれのよる、本当に贅沢なアイスショーでした。前半のソロのトップバッターは一番若い羽生結弦君だろうと思っていたら本田武史さんでした。そして2番目はジョアニー・ロシェット。「スターズ・オン・アイス」ならではの贅沢さである。羽生君は三番めの登場。これだけの顔ぶれだけに、この中では、ちょっと線が細いかな?と予想していましたが、どうして、どうして、これだけの豪華顔ぶれの中でも、けっして引けを取らない見事な演技でした。そんなに遠くない、この後、おそらく大きな存在になるのは間違いないでしょう。
前半のトリは荒川静香さん。数日前のコメント通りである。彼女の演技は年々深くなり美しさに磨きがかかって来ている。神々しいと言う言葉がピッタリである。

後半のソロのトップバッターは安藤美姫さん。プログラムはアランフェス協奏曲のヴォーカル入りで大きくアレンジしたもの。初めて見るプログラムである。今シーズン、エキシビションのプログラムの多様さには驚かされます。美姫さんの強い意欲を感じます。
後半、たいへん印象に残ったのはカート・ブラウニング。まさにプロの中のプロの演技。簡単に演じているように見えますが、その演技の中にたいへんなものが詰まっている。絶妙な演技を、ただ見とれるのみである。
高橋大輔さんは今シーズンのSPのラテン・メドレーである。リンクに登場した時、衣装見ただけでアッと思い、大きな拍手をする。凄い人気である。隣に座っていた姉ちゃんがキャーキャー叫んでいた。私は昨年8月、「フレンズ・オン・アイス」でこのプログラムの初お披露目を見ることが出来ましたが、その時は観客は総立ちの凄い熱気でしたが、その時に比べて、かなり落ち着いた雰囲気の様に感じました。やはり見ている方もプログラムに慣れて来た為かな?と思ったりしました。
そして浅田真央さん。荒川静香さんと同様で、数日前のコメント通りである。私自身、真央さんの競技会での演技はご無沙汰してますがエキシビションのプログラムは3年続けて見る事が出来た。「タンゴ」「カプリース」そしてショパンの「バラード第1番」である。その都度、最高のものを見せてもらったと言う気持ちが大変強い。そして今回も深い感動を憶えました。
トリはバンクーバーオリンピック、男子金メダルのエヴァン・ライザチェックであった。

昨年の暮、私の父と稲田悦子さんの事に触れました。昭和10年代、今回と同じ大阪の地で、正にフィギュアスケート創生期の頃、稲田さんの演技を見ながら父はどのように心を震わしたのでしょうか?あれから約80年経ち、その息子が大阪の地で世界のトップスケーター達が集まったアイスショーに我を忘れるほど見入っている。
稲田悦子さんは日本人女性で初めて冬季オリンピックに出場した方。その稲田さんの演技を見た亡き父。そして今、日本のフィギュアスケート界で初めて冬季オリンピックで金メダルに輝いた荒川静香さんが大阪のスケートリンクに立っている。その荒川静香さんの演技に夢中になって見ている私。この約80年前と現在が何か不思議な糸でつながっていたと思うと感概無量である。
私がフィギュアスケートを愛するのも宿命だったのかもしれません。