庭の「貝母百合(ばいもゆり)」が咲き始めた。花は地味な薄黄色をしている。私に似ていつも恥ずかしそうに下を向いて咲くのがいじらしい。
それに比べ近所に咲いている白木蓮(ハクモクレン)は、見て見 てと言わんばかりに咲いている。アップで撮れば20代の女性のように肌がピ~ンと張り綺麗だ。好きになりそう・・・。浮気をしてはダメと遠くで奥方の声が聞こえてきそうだ。
[豆知識]
(1)ばいもゆり(貝母百合): ゆり科.多年草、球根.中国原産.
葉は長さ約10センチの広線形で互生または輪生、先端は蔓となって巻き つく.
花は淡黄色の鐘形花で、葉腋に開く.
花被片は6個、外面に緑色のすじ、内面に紫色の網目がある.
高さ60センチ~1米.
漢名は貝母.”あみがさゆり”、”はるゆり”、”はつゆり”、”ばいぼ”.
(2)白木蓮(ハクモクレン):木蓮とは異なり、木蓮と似た花木にコブシがある。
白木蓮とコブシは花が先で後で葉が出てくるが、木蓮は花と葉が一緒に出る。
「更紗木蓮(サラサモクレン)」は、「木蓮」と「白木蓮」を掛け合わせて作り出された品種である。
木蓮(a magnolia)もくれん : 木蘭。紫木蘭(しもくれん)。木蘭花(もくれんげ)。2月24日の誕生花。
学名は「Magnolia quinquepeta」。中国原産のモクレン科、モクレン属の落葉低木。
古く渡来し、庭木とされる。春、濃紫色で内面が淡紫色の大きい六弁花を開く。葉は倒卵形。
南からの日光を受けた蕾の南側がふくれて開花するので蕾の先は北を 向くことから、「コンパスプラント」とか「磁石の木」と呼ばれている。