庭の「乙女椿」が一斉に咲き始めた。寒椿は熟女だが乙女椿は名前の通り10代の乙女そのものだ。いつも、この乙女達は、一番に私に微笑みかけて来る。女性に限らず淡いピンクを見れば顔を近づけたくなる。けがれを知らない乙女にそんなことはしてはダメと言わないで欲しい。この椿は直の間に花びらが茶色になるのが難点である。冬の寒い時期であれば花も長い間、美しさを保つが気温が上昇するこの時期は1週間ほどでダメになる。
[乙女椿(オトメツバキ)の豆知識]
乙女椿 ・椿(つばき)科。
・学名 Camellia japonica var. decumbens
cv. Otometsubaki
Camellia : ツバキ(カメリア)属
japonica : 日本の
decumbens : 横臥した、伏した
Otometsubaki : おとめ椿(日本名)
Camellia は、17世紀のチェコスロバキアの 宣教師「Kamell カメル」さんの名にちなむ。
・開花時期は、 3月中~ 5月上
・ピンク色の八重咲き椿。椿のなかでは遅咲きのほう。ツバキの園芸種のひとつ。大柄で花びらがいっぱいあるのが特徴。江戸時代から栽培されているツバキの品種の中でも代表的なものの一つと云われている。