親類の法事へ行った。今日は昼に名古屋でオリンピック選考レースの女子マラソンの中継があり、内心は見たいのであるが見ることができない。11時から坊さんの読経が始まった。今日の法事は珍しいことに13回忌、17回忌、25回忌とまとめて三人の法事であった。普通丁寧なお経であっても40分ほどで終るがなかなか終らない。時計をチラチラ見るが45分、50分、55分と経過していく。正座をしている女性は足がシビレてくるはずだ。私は最初から膝がよくないのでアグラをかいていたが、それでも段々ヒザが痛くなってきた。ようやく終ったので時計を見ればジャスト1時間だった。中味が分からない長時間のお経は苦痛以外何者でもない。一人であれば40分ほどであるが二人目(17回忌)、三人目(25回忌)とお経を上げ、その度にロウソクを点け直すので時間がかかる。あらかじめ和尚さんにお経は短めにお願いしますと言えば、願いをかなえてもらえる寺もあると聞いたことがある。不謹慎かも知れな いが短いにこしたことはない。
お墓へ参ると墓の四方に支柱が立ち回りに糸が巻いてある。この地域の風習かと思い帰りに聞けばカラス対策だそうだ。この糸を張らねば、お供えを食い散らすそうだ。
仕上げの会場はこの当たりでは老舗の料亭「八百忠別館」だった。ここは老舗だけあって玄関には三尺の大皿、伏見人形その他珍しい物が飾ってある。部屋には古い屏風、掛け軸などがある。出てきた料理は料亭だけあって味付けが絶妙だった。いくら美味しいものでも量がドッサリであれば 食い残す。量は料亭らしくそんなに多くはない。牛肉の握り寿司、アワビは特に美味しかった。珍しく最後のデザートまで何も残さず胃袋に収めた。
気になっていた女子マラソンの結果は18時台にQちゃんが失速したことを知り、彼女のオリンピックへの夢は絶たれてしまいヘナヘナとなった。