ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

俺は死んで何を残すだろうか

2008-03-05 02:50:31 | 友達

元会社の大形封筒で郵便物が配達されてきた。差出部署が東京だったので一体何だろうと開封した。中には今年1月亡くなった同期入社のT君の奥様の挨拶状と小冊子が入っていた。小冊子はT君が亡くなる前の12月に書き上げた「我が○マツ奮戦記」だった。告別式の時、弔辞を述べた二人の方がこの手記を読んでいたく感動したと披露されていたので、是非とも読んで見たい思っていた。読み始めると引き込まれてしまい、最後まで一気に読んでしまった。昭和38年に入社してから日本へ帰国するまでの約44年間の正に奮戦記だ。A4版で45ページのほとんどは仕事での苦労話、達成したときの喜びを記しているが彼の思いがひしひしと伝わってきた。登場する人物のほとんどを知っているのでなおさらだった。不自由な体でよくぞ書けたものである。余命がいくばくもないと医師から宣告され、これは家族、後輩に残しておかねばと気力をふりしぼり書き上げたのかと思うと涙がこみ上げてきた。T君は舌を巻くほど事の詳細をよく覚えている。頭のいいやつは凡人とはちょいと違うようだ。現役の方には是非とも読んでいただきたい奮戦記である。これを読めば少々の難問でも、なんとか解決してやろうと言う気持がわくこと間違いなし。奮戦記の最後に会長、社長の言葉と弔辞があり告別式の日が脳裏に浮かびまたまた涙だ。まめちゃん(奥様の愛称)本当にいいものを贈っていただき有難う。

連絡事項:蕎麦の店「乃田」の店主へ 貴方の住所が分からなかったようで我が家、気付けで貴方の分も届いています。近々店に持参しますので楽しみにお待ちください。

コメント (4)
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