１１月１４日（木曜日）
昨夜は通夜。今日は告別式と、二日間に渡って親類の葬儀の受付をした。亡くなった方は、私より３歳年下で享年６５歳だった。２年半前から原因不明の病にかかり、半年ほど入院してそのまま帰らぬ人となった。「耳のこの辺りがおかしい」と腫れた部位を教えてくれたのは、ついこの前のような気がする。
喪主の奥さんが挨拶で、「入院した半年は濃密な半年でした。家族皆で精一杯やったので悔いはありません」の言葉が心に残っている。
火葬は１時間少々だった。骨上げで耳の部分を見ると、茶色に変色した塊があった。病にかかった部位は、これまで何度か見たことがあるので、これかと直ぐに分かった。
夕方から自宅で１０日祭（仏教で言う初七日法要）をやり無事法要を終えた。
６５歳はまだまだ若い。若い者が亡くなれば辛いものがある。「あの方はいい人だった」は、死んでしまえば故人にとっては屁のツッパリにもならない。人間生きていてナンボ。火葬場の周りは紅葉だったが、亡くなればこの美しい光景も見ることが出来ない。
死んだらお終いだ。
合掌
