ゆみちゃんの365日

日々の出来事を綴っています。

松尾大社へ参拝をした

2012-11-03 04:27:06 | 神社、お寺

11月2日(金曜日)
愛妻の針治療のアッシー君で、孫を連れて京都桂へ行った。天気が良ければ、待ち時間の1時間は近くの遊園地で孫を遊ばせるのだが、風も強く雨も降りそうなので車で「松尾大社」へ行くことにした。いつもはひっそりしている境内も、今日はやけに人出が多い。観光バスでの団体客やら、七五三の祈祷やら参拝客が次々とやってくる。

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境内にはあちこち拝所があり、孫と一緒に拝んで回った。

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この神社にはカメの石像、銅像がいたるところにある。

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山際の所では、ポリタンクを持った方が次々とやってきて、カメの口から流れて出てくる水を汲み取っていた。

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ここにも名水があるようだ。
渡り廊下の下をくぐれば、上に能面を被った方がいた。

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何か祭りごとがあるのだろうか。しばらくすると狂言の独特の声が聞こえてきた。何が始まったのかと本殿の前に行った。沢山の人で写真撮影もままならない。何度も「福は内。福は内」の声とともに、豆まきの所作を演じている。

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神社へ入る時は駐車場の横から入ったが、帰るときは門から出た。入り口には「上卯祭11時~」の張り紙がしてあった。

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先ほど見たのはこれだ。
帰宅して調べて見れば「上卯祭(じょううさい)は、毎年11月、上の卯の日に執り行われる醸造安全祈願のお祭りだった。

平成24年11月2日(金)祭典執行 予定
上卯祭について
「上卯祭」は、毎年11月、上の卯の日に執り行われる醸造安全祈願のお祭りです。
卯の字は甘酒、酉の字は酒壺を意味しているので、古来より酒造りは「卯の日」に始め、「酉の日」に完了する慣わしがあり、このお祭りの日取りもこうした昔からの慣習によるものとされています。
「上卯祭」当日は、全国の和洋酒、味噌、醤油、酢等の醸造業はもとより、卸小売の人々も参集し、盛大に醸造安全を祈願し、写真の大木札(だいもくさつ)を受けて持ち帰り、各々の蔵に奉斎する慣わしです。
また写真のように、神前に数々の銘酒・醤油等が御供えされます。また4月中酉日には、醸造完了を感謝する中酉祭(ちゅうゆうさい)が執り行われます。
また当社では千歳講という江戸時代からの講があり、この講員に対しては上卯祭から中酉祭まで、醸造安全、家内安全、業務繁栄等の祈願が毎朝欠かさずなされています。

上卯祭と大蔵流狂言『福の神』
祭典中、茂山社中より奉納される狂言「福の神」は、松尾大神に縁りの深いものです。
「大蔵家中興の祖」と言われる“大蔵弥右衛門虎明”(1597~1662)が、祖父“虎政”(1598没)伝来のものを相違なく伝え、大蔵流最初の台本である「虎明本」の中に、
『脇狂言之類 福の神(中略)
惣じて松尾の大明神が神々のさか(酒)奉行である、其故に先松尾へしむせいでは神々のうけとらせられぬよ』 とあります。
すなわち、虎政の活躍した室町時代末期から安土桃山時代にかけて、すでに松尾大神が酒奉行である(醸造祖神)と、普く世の人々に信仰されていたことを芸能史の上からも知ることができます。

運良く年に一度の「上卯祭」が見れたものだ。何と言ってもここは駐車料金がかからないのが嬉しい。問題はどれだけ賽銭箱に入れるかどうかだけだ。境内には賽銭箱は10はくだらない。

コメント
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