１１月１０日（土曜日）
昨日の新聞に京セラドーム大阪で行われている、社会人野球日本選手権の京都代表ニチダイの無料応援バスが、新田辺駅から１０台出ると報道されていた。高校野球、プロ野球であれば何度も試合に行ったが、社会人野球は一度も観に行ったことがない。社会人野球の応援は華々しいのは知っているので、これを見るだけでも楽しそうだ。
ニチダイと言う会社は、精密金型の開発・製造・販売などを行っている会社だ。京田辺市に本社があり、宇治田原町に工場があるので名前はよく知っている。
応援バスの出発は１時で、試合開始は３時だ。京田辺駅のそばのスーパーに駐車して行けば、試合が終わった後帰って来ても、まだスーパーは営業している時間で好都合だ。
スーパーでビールのツマミを買って、保冷バッグに缶ビールを入れて１２時半過ぎに新田辺駅へ行った。バスは満員になり次第発車する。私の乗ったバスは４０数人乗せて１２時４０分に出発した。京セラドーム大阪には１時間で到着した。
球場に入ると第一試合日本新薬対東邦ガスが行われていて、試合はまだ５回だ。東邦ガスが一挙６点を上げた回があり、これで試合が長引いているようだ。日本新薬はこれまた京都代表で、同じ１塁側なので応援をした。チアガールはどなたもピチピチのお嬢さんだ。１０数人いたが統率の取れた応援は見ていて楽しい。
それこそ試合よりもこっちの方がの心境だ。
第二試合は予定時間より３０分ほど遅れて始まった。
ニチダイの対戦相手は神奈川代表のJX-ENEOSで強豪チームだ。１回の表は相手を三者凡退に退け上々の立ち上がりだ。ニチダイは一死１、２塁と攻めたが得点ならず。チャンスを逃せば相手に流れが行くのは野球ではよくあること。不吉な予感だけは的中してしまう。何と満塁で押し出しの四球で、２点もやってしまい、結局３点を取られてしまった。ニチダイも反撃して３対２と追い上げるが、押し出しの２点が最後まで響いた。ニチダイは相手のヒット数の２倍も打ったが３対２のままで試合は終了した。
JX-ENEOSは、その昔日本石油と言っていた野球の強豪なので、一方的な試合展開になるのではと思っていた。３点を先制されたが、継投の投手の皆さんが良く踏ん張ったと讃えよう。チャンスに後１本でればなぁ・・・。残念だったのはファールボールが足元に飛んで来て拾わなかったことだ。手を伸ばせば拾える距離で、周りには誰もいない。てっきり高校野球のように返却せねばならないと思っていたので見てるだけ。後で場内放送で「ファールボールは記念にお持ち帰り下さい」と言っていた。遅いちゅうの！道理で遠くから観客が拾いに来て、ボールを持って嬉しそうな顔をしていた理由が分かった。
チアガールの皆さんは、会社の綺麗どころを集めているのかと当初は思っていたが、マイクで二つの大学名を言っていた。ニチダイは２０名を越えるチアガールで、応援は華々しかった。
チアガールの皆さんは練習は過酷なようで、ヒザにサポーターやら肩にテーピングをした方を見かけた。
観客の応援も休むこと無く、両手に膨らませたビニールの棒を打ち鳴らし応援の連続なので、いささか疲れた。
今時ののべつまくなしの応援は、昔人間にとっては好きではない。野球観戦はチャンスの時に声援するのが性に合っている。それこそじっと手に汗を握るなんて、無理な世の中になってしまった。
帰りにチアガールの皆さんにカメラを向けるとピースのサインで微笑んでくれた。
「お嬢さんどこの大学生ですか？」と聞けば「仏教大学です」の返事が返って来た。
気持ちの良いチアガールの皆さんだった。お疲れさん！
