3月19日(月曜日)
大原三千院の周りには寺院があちこちにある。二つには入ったことがあるが、一番奥にある宝泉院 には入ったことは無い。
入り口に到着した。受付の拝観料を見ると大人800円。
「高いなぁ」
「三千院は700円だったのに何でだいや?」
2時間かけて来たからには、高過ぎるとぼやいても入場せぬわけにはいかない。拝観料を払うと抹茶券が付いていた。
あの部屋、この部屋を見て
最後に現れたのは、額縁庭園 の部屋だった。ガラス窓ではなく風が思い切って吹きぬける。
「寒い!」
「たまらん!」
隅っこで抹茶とお菓子を頂いた。
大原三千院よりも拝観料が高いは、これで納得した。
お茶を飲んだ後、額縁庭園の素晴らしさを目に焼き付けた。 五葉松の美しさは 特筆ものだ。
廊下のそばに竹が2本飛び出している。
姪っ子が竹に耳を当てじっとしている。
看板を見ると水琴窟(すいきんくつ)の看板だった。
水琴窟(すいきんくつ)は八幡の松花堂で、2度聞いたことがある。ここの水琴窟はどんな音色がするのだろう。
「こっちとあっちでは音色が違うよ」
「どれどれ」
乾いた音色 が耳に心地よい。
寺の玄関を出て右手を見れば、松が山に見える。
「これがあの松だで」
「本当だかいや」
一応そばまで行って確認をした。紅葉シーズンに再度訪れたいなぁ。
姪っ子は京都に4年間住んだが、大原の里は初めてだった。バスで来れば一日仕事になる。京都の思い出がまた一つ出来たと喜んでくれた。母親は大原三千院がことのほか好きと姪っ子は言っていた。親孝行したいときはいつでも協力すっで。