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総理大臣 菅 義偉の大罪

総理大臣 菅 義偉の大罪

9馬毛島疑惑と怪しい人脈

 2020年9月19日付の『朝日新聞』に菅の「実像」を描く記事が載り、そこに官房長官時代の「菅案件」として米軍機の訓練地を想定した無人島の馬毛島の買収問題が言及されている。

 防衛省と島の所有者との8年間にわたる交渉に菅の側近の和泉洋人が携わり、決着を目指したというのである。

島の鑑定価格は約45億円だったが、一気に160億円に上げて合意を図ったとか。

「場所は最適で騒音問題も解決できる。安いもんだろ」と周囲に胸を張ったという声も伝えている。

しかし、防衛関係者は菅を『天』に例え、こう漏らしたという。

「納税者が納得するとは思えないが『天の声』次第では動くという事だ」

 この問題に詳しいジャーナリストの伊藤博敏が「日刊ゲンダイ」の2019年12月10日号で次のように「深読み」している。

 石油備蓄基地構想やレーダー基地構想の有った種子島近くの馬毛島を1995年に立石建設の立石勇夫が4億円で買った。

そして民間の貨物空港を建設しようとして、150億円を投入する(?)。

それは難しかったが2006年になって空母艦載機の移駐問題で、防衛省がこの島に目を付け、交渉が開始された。

防衛省の鑑定価格は45億円なのに立石の希望価格は400億円で合わず、そのままになる。

それを2019年1月に沖縄基地負担軽減担当大臣でもある菅が160億円で決着させたというのである。

この菅裁定には当然財務省も絡むので、元財務官僚の現官房長官加藤勝信が一役買った。

150億円投入は立石の言い分であり、簡単な算数をすれば、最初の買値が4億なのだから、160億マイナス4億は156億となる。

森友学園問題では8億円の値引きが文書を改竄させられた近畿財務局の担当者の自殺という結果を招いた。

年数の経過を考えて仮に鑑定価格を100億円

としても、法外な税金の使い方である。

 

それを「安いもんだろ」と言った菅に、果たしてキックバックはなかったのかも気にかかる。

酒も飲まない自称『叩き上げの苦労人』はカネに対しては潔癖なのか。続く

 

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澁澤榮一 一日一訓

澁澤榮一 

一日一訓

5月3日

全てのことは思うと同時に行わなければならない。思う前にまず学ばなければならない。

いわゆる知行合一は陽明学の骨子であり、孔子も

「学んで思わざれば即ち罔(くら)く、思いて学ばざれば即ち危うし」と言った。

古人は決して私を欺かない。

『論語』に孔子の主張として「本を読んで考えなければ道理に暗く、考えるだけで本を読まなければ独断に陥って危険である」と記されている。渋沢は、陽明学などで主張される「知行合一」知識と実践の合一をこの言葉に引き付けて解釈した。

古典から重要な思想が学べることを「古人は決して私を欺かない」と述べるのは、漢文における常套句である。

 

 

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