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その4・やっぱり放射能の影響でしょうか?

その4・やっぱり放射能の影響でしょうか?

福島県と県医学界の放射能の隠ぺい体質

 さらに県が実施している検査の枠組みから外れると受診し辛いという事情があるのだ。実際に患者が別の病院を受診しようとしても、拒否されるケースがあった。

 記者が取材した別の母親は、子供が県で受けた甲状腺検査でB判定(二次検査が必要)の通知が送られてきたので、県立医大に『二次検査はいつ受けられますか』と問い合わせたが「いつできるかわからない」との回答を受けました。

 「早く検査を受けて安心したい」と思った母親は、県内の別の医療機関で検査の予約を取り、子供を連れていくことにした。

 しかし検査当日に病院に行くと、医師から「ウチでは診られません。県立医大に行ってください。これからずっと医大で診てもらうようになるんだから、個人の病院で検査することは出来ないんです」と言って帰されたという。

 結局医大で二次検査を受けられたのはB判定の通知が送られてきてから約半年後。その間母親も子供も『癌だったらどうしよう』と不安な日々を過ごした。

結果は癌。リンパ節にも転移が見られた。

『検査を待たされてる間にもっと進行していたら、と思うと恐ろしい』と母親は振り返る。

 川向さんが主治医に「どうして、うちの子は甲状腺癌になったのでしょうか?やっぱり放射能の影響なんでしょうか?」と尋ねたら

主治医は頭ごなしに、こう言った。「そんなの(癌)は前々から在ったんだ!!」川向さんは“私のせいだ”と自分を責めた。終わり

 

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