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福島にもう一つの癌・僕が癌になったのはお母さんのせいだ!

福島にもう一つの癌

僕が癌になったのはおかあさんのせいだ!

 「僕が癌になったのはこんな体に生んだお母さんのせいだ。僕はどうせ長生きできないんだから、もう放射能の話なんかしないで」――福島県の親子の慟哭(どうこく)を綴った記事が2016年4月『女性自身』に載った。

少年が癌にかかったのは母のせいではない。

大地震が起きたら危険だと知っていながら

『コストがかかる』と言って原発の安全対策を放置した東京電力のせいだ。責任はすべて東京電力にある。 

 それがなぜ穏やかに暮らしていた親子が原発の罪を背負わなければならないのか? 余りにも、余りにも理不尽だ。惨(むご)い。

この子の未来を奪った責任をどう償うのか。

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 福島にはもう一つの癌が見つかった。それは東電原発による放射能被害を極力抑えこもうとする『福島県立医大』という癌である。

 この医大は原発爆発直後からいろいろウワサが絶えない謎の病院である。内情を知る人がいたら、教えて欲しい。

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 2013年春福島県郡山市内に住む川向アキさん(仮名・52)は二男の隆君(仮名事故当時12)は夜通し泣きながら責められた。

「だから私、隆に言ったんです『お母さんのせいでアンタが癌になったんだったら、死ぬときはお母さんも一緒に死ぬべ。絶対にアンタ一人では死なせねぇ』って。

隆君は甲状腺検査で癌と診断され、甲状腺の片側を切除する手術を受けた。続く

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