滞在にも慣れてきた頃、今度はフランクフルト中央駅からICE特急で1時間弱、古城の街ハイデルベルクに行ってみました。私たちはドイツ国内、期間内であればどこでも乗り降り自由にできるドイツ国鉄のドイツ鉄道チケットを購入していたので、切符を買う手間もなくフランクフルトから少し遠くにも出かけることができました。
定刻になると、音もなく発車します
ハイデルベルク中央駅からバスに乗り、ケーブルカーに乗り継いで、山の上にある古城ハイデルベルク城を目指します。
ほとんど廃墟化したように見えるのですが、その古城の存在感には圧倒されます。
重厚な石づくりでゴシック、ルネッサンス、バロックなど様々な様式が取り入れられています。
ドイツ三大名城の一つと言われています。
お城の地下には世界最大級のワインの大樽がありました。
当時の城主の力を誇示するものなのか、とにかく大きいです。
お城のバルコニーから見た旧市街は、ライン川の支流ネッカー川に沿って旧市街が眼下に広がります。バロック風の街並みはまるでおとぎの国の箱庭を見ているようでした。
ハイデルベルク城から下りて旧市街に入ります。
建物を挟んで路地が続き、カフェやレストラン、お土産物やさんが軒を連ね、たくさんの人で賑わっていました。
聖霊教会や市庁舎などは旧市街の中心マルクト広場にありました。
マルクト広場から、ほどなく若者たちが多くなったかなと思うと
ドイツ最古の歴史を誇る大学ハイデルベルク大学の構内に入っていきます。
ネッカー川に架かる1786年に建てられたカールデオドール橋を渡ります。
橋からは城下町と古城が目の前に広がり
タイムスリップして中世ヨーロッパに入り込んだように感じてしまいます。
川を渡ると、橋のふもとから山に向かって急坂があり、哲学者の道と呼ばれる散歩道が続いています。
この石畳は山の稜線まで続きます。
ゲーテをはじめ、多くの哲学者や詩人が歩いて思索にふけった道なのだそうですが
私としては思索どころか、暑さと疲れで登ってしまった自分を悔やみました。
でも、このあと旧市街に戻って食べたジェラードの美味しかったことは忘れられません。
そこから見下ろすハイデルベルクの街はとても生作りく街中の建物も古い建物が残って居て本当に中世を感じさせて呉れますね。
ドイツでも珍しく大きな戦災を免れた都市なのですね。
サグラダファミリア、ゲーテの生家などなど、行ってみてみたい所ばかりです。ハイデルブルク城のワイン樽の大きさ!バルコニーからの眺めも特別ですね。バロック風の建物が素敵です。
それにしてもAkikoさん、精力的に観光なさったんですね。お元気でお帰りで何よりでした。
ハイデルベルクの街はとてもコンパクトなので、1日あれば十分に回ることができます。
小高い山の上にある古城には、歩いても登ることができるのですが、
ケーブルカーで難なく行くことができました。
中世の時代だったら険しい山の上、それだけにお城の風格も今とはまた別な印象だったことかと思います。
>あやさん
気候的に汗をかくほどでもなかったので、思ったよりいろいろなところに観光ができたのかなと思います。
でもやっぱり、旅は若いころだともっといろいろ吸収できたんだろうと思います。
体力、気力の衰えを痛感しました。