さて、クリスマス休暇週となって商いも薄い状態である。とはいえ動きがあるかもしれないので要注意ではあるが。当面、ドルの動き、具体的にはユーロドルの上下に注目している。昨日のエントリーで書いたようにP&Fで数ヶ月ぶりにユーロインデクスにリバースが出ている。(コメントでよっくんさんからご指摘があったように、このユーロ買いは、過半はドル安の裏返しに過ぎない。だから、ドルインデクスでも同様になっている。今日のエントリーの図参照。昨日のユーロインデクスのちょうど逆の形で、やはり12月になってから上方にリバースしている。緑字の部分です。)つまり、P&Fで意味のある3ボックスの変化は、ドルについては数ヶ月ぶりのことなのだ。それほど一方的なドル安が半年以上継続していたのであり、また、雇用統計以来のドル高は、それを反転させるだけの力があったわけだ。
ここからはP&F的にはトレードは簡単になった。ユーロインデクスかドルインデクスで、3ボックス以上のドル安方向への反転があれば、ドルに売りシグナル発生(例えば、ユーロドル買い)ということになるし、それがなければ様子見でいい。具体的にはユーロドルで1.48程度(ドルインデクスで74くらい)まで行けば、かなりユーロドルの上昇は堅いだろう。そこから買っても充分なところだ。
逆にドルインデクスが上昇した場合には80を越えたら当面そこからリバースする可能性は低くなる。P&Fで一方向性の動きになるときはせいぜい4ボックス程度の反転があってからさらにその方向に延びるものであって、今の場合、ドルインデクスで75からの戻りは79が限界と考えられる。それ以上戻ったらドル安は75が当面の底だったと考えていいだろう。
以上まとめると、ドルインデクス80越えで、ドル買い・金売り、75割れでドル売り・金買いでOKだ。
| Trackback ( )
|
サンタクロースラリーがおこりそうですね。となると今あと2,3、日ぐらい円安ドル高でそのあとしばらく$インデックスがさがり、$ユーロ安、$円で下がり、株価もしばらく下がり、株高に年末から年始にかけてあがるというシナリオなのですが。。。このままラリーがつづいて12000越えになるかどうかですが、欧米の金融システムが怪しいのでその影響をどのように受けるかでしょうか。。。やまはさんどのようにこれから株価についておもわれますか
株価は難しいです。というのは、為替的にはドル高=株安という図式が崩れているからで、今のドル高の微妙な位置を示しています。自分としての第一シナリオは、ドル安の一時的な進行ですので、年始は株はもう少し上がると見ています。ダウの戻り高値は10500と想定していましたがもうちょっと上を見ています。12000はまずあり得ないでしょう。