先週末のビットコインカンファランスにトランプが登場し、全面的な支持を表明したようだ。トランプはAIにも非常に積極的であって、ビットコインでもAIでも米国が第一になることを目指している。このシナリオを書いているのは、おそらくピーターティール周辺だろう。ピーターティールはいわゆるペイパルマフィアのボスで、米国ハイテク界のひとつの頂点に立つ人物だ。ペイパルのからみで、イーロンマスクと、またYコンビネーターでの関係で、サムアルトマンとも知人である。
トランプが当選するかどうかはまだわからないが、すくなくとも大統領選の主たる公約の中に、ビットコインとAIが入るというのは前代未聞である。これらが、今後の世界でどれだけ重要なものになるかがわかるというものである。また、それは私自身がここでずっと書いてきたこととも同じで、これからの10年、20年は、AIと暗号通貨が世界を根本的に変える時代になると思う。
当面、ビットコインは6.5万ドルあたりを動いているが、8万ドルをつけるのはそんなに遠くないだろう。米国のビットコイン企業のマイクロストラテジーの社長のマイケルセイラーは、上記カンファランスで、20年後には、1ビットコインが1300万ドル(今のレートで約20億円)になると発言したそうだが、そこまでいかないまでも、いまある金(ゴールド)全部と同じ価値を実現するとして、10年くらいのうちに、60万ドル(約1億円)になるのは必然に思われる。