FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



今日もほぼ一日ドル円が下落した。152円を割るときの勢いは、2008年頃のサブプライム・リーマンの頃のドル円を彷彿とさせた。懐かしい。円売りのポジションを崩したファンドが円買いをすると、不思議と円とドルは連動して、ドル買いも発生する。円買い、ドル買いのリスクオフ特有の動きとなり、クロス円は暴落、つれてドル円も暴落する。たいした理由もないのに、雪崩のように動くのが不思議である。

こうなるといつまでもドル円が下がるのではないかという錯覚に陥るが、まずそんなことはない。あくまで、円売りポジの調整から来たものなので、ほどよい状態になれば自然に止まると思われる。今回は現状の152円が妥当なラインだと思うが(ドル円ドルインデクスレシオの週足などから)、オーバーシュートで150円割れを見る瞬間はあるかもしれない。しかし、いずれにせよ、あと少しである。株も暴落するので、非常に不安になるが、今回のような場合は、根本の原因はない(季節性)ので、比較的安心だ。

来週の日銀会合(31日発表)がひとつの鍵となるイベントになるが、利上げはできてもわずかであるので、結果として、「事実で買う」タイプになる可能性が高いのではないか。もちろん、もう一段の下げを引き起こす可能性もあるので、甘く見るわけにはいかない。どちらが来るか、それぞれのシナリオに沿って準備しておきたい。



コメント ( 0 ) | Trackback ( )