FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ドル安で対ドルで伸び、次の円安で対円で伸び、クロス円の伸びが順調だ。特に豪ドル円は93円を超えてきて、調子がいい。前々回のエントリーに書いたように、クロス円の伸びはリスクオンの特徴のひとつであり、現在の相場の安定感を示している。

ただ、数年のうちにドル円が120円になったときに、豪ドル円がそれに近い値になるということは、ここしばらくの常識では、なかなか想定しにくい。順当に考えれば、豪ドルの対ドル相場が下げて0.8程度となり、120×0.8=96円というあたりを目標とするというのが納得しやすい。(途中ではタイミングにより100円を超えることはあり得ると思うが。)

ただ、豪ドル円の超長期チャートを見ると、1960年代には400円といった値であったこともあり、最近の数十年が超円高だったと言えなくもない。ということで、豪ドル円のここ数年の見通しは80円から100円のあたりを往復というのが第一シナリオではあるが、構造的円安が固定化すると、かつての値が戻ってこないとも限らないことは注意しておきたい。

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