悪条件にもかかわらず今日もNY株価は上昇だ。どのあたりまで上昇するか見物であるが、例のごとく、ダウゴールドレシオ(DGR)の上昇から考えてみよう。ダウゴールドレシオはP&Fのトレンドラインでは7.4あたりまでは行きそうだ(画像)。週足では、MA50に絡むあたりまでの上昇があるとすると7.8も見えてくる。それぞれについて、今の金価格の1650ドルから、ダウを計算すると、
DGRが7.4では株価は12210
DGRが7.8では株価は12870
となり、12000ドルを超え、かなりの上値の可能性があることになる。もちろん、金価格が今よりも下がる可能性もあるが、従来の傾向では株価上昇時に急激な下降となることは例が少ない。ということで、これに比例して、リスクオンのドル安も継続する可能性が高い。ユーロドルで1.42以上というところか。ドル円も75円台へのトライが続くと思われる。クロス円は横ばいというところだろう。ユーロロングが大勢になったところで、またもや、ドル高相場へといういつものコースではないだろうか。中期トレードとしては、もうすこし引きつけてからの始動としたい。
今日もTEDスプレッドはワイド化。為替もドル安だが、円安にはならず(ドル円が76円ぎりぎりでウロウロ)。つまり、信用市場、為替市場がそろって下向き目線になってきているということである。ずっと上を向いているのは株。原油等は行ったり来たり。ということで、為替が下を向いてきたところで、やや自信を持って下向き相場を想定しておきたい。ただし、上記のごとく、引きつけてから。
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