FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



ちょっとした前震かと考えていたが、一週間終わって詳しく見ると、かなりのマグニチュードだった。画像はCRB指数の月足であるが、この下落の動きは、リーマンショックの始まりの時の下落を連想させる勢いである。たとえ戻りがあるとしても、ここまでのようなドル安・商品高の強烈な投機相場の再開は既に望めないと思う。今回のボラティリティを大きな前震のひとつとして、どこかの段階で次のさらに大きな下落へと入っていくものと考える。本番は夏から秋という予測は前からの通りであるが、株価も含め、大きな下降トレンドが始まったと考えて良いだろう。やはり今から考えると、バーナンキのQEの終わりのアナウンスは大きかったのではないだろうか。
 
さて、まず為替の方であるが、ここまでのドル安をもたらしてきた商品投機が弱まるとなると、ドル安基調は変化すると思う。ドルインデクスの反転上昇も考えられる。前から書いているように米国ソブリンリスクによる中期的なドル安はあるものの、株式・商品市場の下落に伴う一時ドル高はどうしても避けられない。動きとしては、しばし(半年ぐらい?)のドル高、そして、米国債への懸念が発生し、金利が上昇する時に、ドル安へ移行するという複雑な動きとなると考える。
 
次に貴金属であるが、従来のような一本調子の上昇は望めないだろう。やや下落気味の時期が続き、その後、ドル高が収まるにつれて上昇が急になるという形を考えたい。銀は今回の下げでひと相場(商品の総上げ)が終わったものと考えるが、金の上昇と合わせてもうひと相場(米国リスク対応)はあるものと思う。
 
なお、自分自身のポジションとしては、クロス円のうち、ユーロ円は金曜日遅くに微益撤退。スイス円は半分利食いで、ポジションを軽くした。もう少しドル安相場が続くと考えていたので残念だが、やむを得ない。金CFDも昨晩の1490で半分くらいを売った。1100ドル台からのものなので十分に利益はあるので、ここはリスク軽減を考えたい。もう少し下げたら再度買っていきたいと思う。






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