FXと暗号資産(Crypto)とゴールド(金)についての随想です。コメント欄は承認制になっています。
やまはFX・Crypto



大きな商品下落ショックの後の週であったが、全体としては小動きと言えた。ただ、欧州は国ごとにマイナス材料が噴出しており、月曜日からもユーロの下げ圧力が強くなりそうだ。P&Fチャートでは、米国10年債利回りが下方ブレークしているのが目に付く。まだまだ米国債が安全資産として買われる傾向が強い。金・銀が下げ圧力があることもあって、米国債が買われるというのは、裏のシナリオ通りなのかもしれないが、チャート的には、米国債強し、だ。あと、GSRやGPRは上げそうだ。また、CRB指数は下方ブレーク。金・銀は一時的リバウンドはあっても、まだしばらくは厳しい状況だと思う。特に、銀は戻り売り圧力が大きいと見ている。

為替的には、やはり一番弱いのはユーロということになるだろう。今後、もし、危機が大きくなった場合、瞬間的なドル高・円高になることが予想され、また、その危機が、欧州発になりそうな感じもあり、その場合は、ユーロ安×ドル高で、ユーロドルはひじょうに大きな下落となる可能性が高い。しかし、その後、ドル安へと動きが変わると、一転してユーロドルが暴騰することになるだろう。この激変がどこで起きるかが今年から来年の為替の最大の焦点だ。なかなかむずかしいが、さらに考究したい。

月曜からもドル高、商品安ということになりそうだが、前回のエントリーで述べたとおり、金は軽くリバウンドもあるだろう。うまくいけば、1480あたりで買ったものは手じまっておきたい。


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