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いつも一緒にいない社員をどのように評価するのか

2010-05-25 11:59:59 | 人事考課

───会社に安定と発展を 社員にいきがいと成長を───


こんばんわ 東京都北区の人事コンサルタント・社会保険労務士 内野光明です。


「評価は事実をもとに、恣意的な感情を入れず公平に評価しなければならない」

ということは、人事考課を実施するうえで大原則のところで、

異論の余地はないものと思われます。


評価者は部下の行動とその事実を追って、評価をしなければなりません。


ところが、わたしの部下の行動が「把握できない」や「見えない」

という社長や上司の悩みが最近増えつつあるように思えます。



例えばIT企業であれば、社員を技術者として派遣しているので、

このような悩みが出てきます。


「事実が捉えられない中でどのように評価すべきか、評価しようがない・・・」

という相談ですね。



今まで「どのように評価しているのか」と尋ねると、

・月に何回か本社に呼び会議に参加させ、本人の考え方や取り組み方、

意見の信憑性等をみて評価している


・半年に2回面接をしており、その間に起こった出来事について話してもらい、

その事実をもとに評価している


・派遣先の上司に評価をお願いしている


・その人の派遣先や社内の評判を参考に、その事実確認を通して評価をしている


など各社それぞれ工夫し評価を実施しています。


共通意見としては四六時中、一緒にいなくても概ね評価はできおり、

評価の妥当性もほぼ間違いはない、という意見が多いです。


ということは「評価者が被評価者にもっているイメージが最初にあり、

そのイメージをもとに事実確認を行い評価をしている」のが実態のようです。


イメージを先行させ、そのイメージの事実を確認していく

評価のやり方が正しいのかどうかは別の問題としますが、

見えないところの評価をどのように行うのかは、間違いなく課題になるところです。



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workup人事コンサルティング
社会保険労務士 内野 光明

【公式サイト】
「労務管理は心の管理」workup人事コンサルティング
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