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気になる木

2000-12-31 | 言葉のいろいろ
もう数年前になるが、朝日新聞の投書欄に掲載されたウイツトあふれる文章に魅了され、多少のアレンジを加えながら、結婚式のスピ-チに何回か利用させて頂いた。日立さんの「この木 何の木 気になる木」と引っかけてお話しするのがポイントである。切り抜いて持っていた新聞も変色してきたので、ここに載せて保存することにした。
以下、原文のまま引用しました。

 男と女が出会った日に芽生える木がある。「ときめ木」だ。成長と共に名を変えていく木でもある。お互いに愛情という名の水をやることで、成長していくのだ。どちらか少しでも水をやり忘れると、ダメになってしまう、水をやりすぎると、根が腐って枯れてしまう。
 やがて、ときめ木は「ほん木(本気)」になって、二人は結ばれる。ほん木は二人に「おちつ木(落ち着き)」を与える。周りの人たちは、この木をもっと元気にしてくれる太陽だ。そして花が咲き、赤ちゃんという実を付ける。「うわ木(浮気)」という雑草が生えても、愛情という名の水と思いやりという名の肥料さえ二人で与え続けることで、この木は決して枯れることはない。
 この木はやがて「やすら木(安らぎ)」となり、根を広げ木陰をつくって、二人を包んでくれるのだ。ときには、やすら木は「やる木(やる気)」と名を変え勇気をも与えてくれる。
 大切な相手との間には、いつも愛情と思いやりで育つ大きな大きな木があることを忘れないで欲しい。
 今日嫁ぐ君に、心からおめでとうと言いたい。12年11月30日

    (「ときめ木」を愛情で育てて 京都市 田中正一氏(会社員 27歳) 朝日新聞投書から)
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