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第16回亀石会書展 in 新井邸

2011-06-19 | 街角の話し
6/17から6/19

第14回亀石会書道展 in 新井邸 2007年 新井邸の説明もあります。

第15回亀石会書道展 in 新井邸 2009年

泉佐野市にある国登録有形文化財の新井邸で2年毎に開催されている書道展。

前回同様に、家内のお友達の折原典子さんからご案内を頂いたので行って来ました。
丁度来館者が少なくなったタイミングだったことが幸いし、折原さんに全会場を説明つきで案内して頂きました。
玄関を入ったところの展示室です。
一般の展覧会場と違い、温かいものを感じさせる展示方法です。いつもながら感心してます。

今回は子供達の作品に注目です。いつも見落としてしまいますが、しっかりした案内人が付いています(笑)


「もりのくまさん」 森田健斗 君の作品。幼稚園生 とのこと。
幼稚園でこれだけ書けるのです。力強いくまさんです。


「義」 中一 向井ゆり ちゃん。
中学生ともなれば、大人も負けそう。


「香」 中一 阪上歩香 ちゃん
こちらも中一。折原さんが香が漂ってくるような字でしょうと言ってました。素晴らしい字ですね。
自分の名前の一字なのですね。
右隣の「愛」の作品は
小五の井上愛海 ちゃんの作品。これも名前の一文字ですね。
偶然でしょうか?

作品に付いている字は、高橋先生の字とのこと。
一つ一つの作品に、先生自ら説明を付けていると言うのがすごいですね。



正面を飾るのは、右側が先生の作品。
左は松藤比登美さんの「一艸一花」
何とも言えないいい感じの字です。感心していると折原さんが「本人呼びましょう」とご紹介頂いた。
「一艸一花」とは、どういう意味なのですか?「ひとつの草花というだけの意味ですよ」



今回の案内には「私の般若心経」に挑戦してみました。と書いてました。
そういえば多かったですね。左から二つ目の作品が折原さんの「般若心経」
「長いからたいへんですね」「間違えたら全部書き直すのですか?」
これは数回の書き直しで済んだということです。



「空」 松藤比登美
ひとつ前の写真の一番右側の 般若心経と同じですよね
般若心経は失敗があったが、「空」の文字は良く出来ていたので、別の作品にしたとのこと。
なるほど、そういう活用の手があったか・・
この作品、落款印を押す場所に苦労したとのこと。
素人目にも絶妙の場所に押してますね。作品が引き立ちます。


右側が高橋先生の作品。
中央が高橋先生の先生 野口 白汀氏(のぐち・はくてい)作品。2007年にお亡くなりになった。


「白雲悠々」折原典子
文字通りの悠々たる雰囲気が出てます。





「湖畔」 児玉真弓

これもいいですね。優しくゆったりする「湖畔」という感じがぴったりです


 高橋サヨ子 「問いかけもこたえも一人 冬終わる」
高橋先生のお母様の作品とか。



「一期一会」折原典子
一生懸命考えましたと本人が言うだけあって。

空間がいいですね。
そして同じ書体にならないように工夫したという「一」
落款印を押す場所も、ここしかないと言う絶妙な場所

どの作品も、単にうまい字を書くだけでなく作品として仕上げるには、いろいろな工夫があるようです。
ずっと一緒に付いて来て頂いて解説して頂いたので大変勉強になり
多くの感動を得ることが出来ました。
ありがとうございました。

子供達の書には夢があります。
どんな子に育つのだろう。大きくなったら、どんな字を見せてくれるのだろう。

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