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ボルゲーゼ美術館展

2009-12-09 | ア-トな話し
京都国立近代美術館 2009.10.31~12.27

ボルゲーゼ美術館(Museo e Galleria Borghese)は、ローマ市内の広大なボルゲーゼ公園の一画にある。
ボルゲーゼ家歴代の美術コレクションが展示されている。
ボルゲーゼ家はシエナ出身の貴族で、教皇パウルス5世を出した名門である。美術館の建物は、シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿(1576年 - 1633年)が夏の別荘として建てたもので、1613年頃着工、完成は1616年。当時の芸術家に多くの作品を注文したパトロンでもあった。

今回の展覧会は、京都が最初で、来年東京に巡回します。
なんとなくうれしくなるのは、関西人のせいでしょうか?(笑)

最初の作品は、ポスターでお馴染みの作品です。

ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」

一角獣をペットにしてたのではなく(笑)、伝統的な図像学では一角獣は「純潔と貞淑」の象徴なのです。

この絵は1933年に修復され現在の姿になっています。

会場には、修復前の白黒写真が掲示されています。

何と、そこには一角獣がありません。車輪を持っています。そして肩は布で覆われています。詳しくは会場でご覧ください。


今回楽しみにしていたのは、カラヴァッジョです。



2001年末に岡崎市美術博物館でカラヴァッジョ日本初の展覧会で見た以来のファンです。
その時の様子は、ここ
あの時の感動を思い出します。

「洗礼者ヨハネ」

最晩年(と言っても、わずか38歳だが)の3点の中の一つ。

殺人を犯し、追われる中、シピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿にとりなしをしてもらうために作品を持って行こうとした途中に死んだ。
その内の一点をシピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿が入手に成功し、ボルゲーゼ美術館に所蔵されている。
なんともドラマチックな背景である。

会場では、三角コーナーを設け、その中央に、この作品がある。

左右には、これもカラヴァッジョと思えるような描き方をした作品を並べています。
右側の「ゴリアテの首を持つダヴィデ」-バッティステッロ作-は、
カラヴァッジョの「ゴリアテの首を持つダビデ」とテーマは一緒です。この作品のゴリアテは自画像と言われている。



左側はジョヴァンニ・バリオーネ (この人を見よ エッケ・ホモ)です。
後ろの人の、腕を広げた身振り、描写方法。
まさにカラヴァッジョです。

本展覧会の主人公のような取り扱いです。
美術館の正面は、ラファエロの「一角獣を抱く貴婦人」ですが、横の看板は下のようになってます。



納得です。

美術館の1階で、紹介ビデオが上映されています。
その中で、「ヴィーナスの間」というのがあり、二人のヴィーナスが中心に展示されていると紹介があります。
クラナッハとブレシャニーノ。
ブレシャニーノの(ヴィーナスとふたりのキューピッド)の方がいいなと思っていたら、何と会場に来てました。


ギリシャ彫刻のような美しさです。


4階でコレクション展が開催されてます。半券に入場券が付いてます。

たくさんの作品がありますが

没後70年 村上華岳特集で40点余りが展示されています。
中でも、「二人舞妓」
今年の5月に奈良の中野美術館で村上華岳の「踊れる少女」を見ました。
同じテーマの作品ですね。
中野美術館往訪記はこちら

春日井路子の「妖炎」 も良かった。

富本憲吉の鮮やかな陶芸作品も数多く展示されています。

モンドリアン、マチス、ピカソの作品もあります。
お見逃し無く。
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