今後はヒカルですら売るのに苦慮する筈だ。過去一切"ファンを囲い込む"事をしてこなかった。ライブも稀でファンクラブもない。ボーダーを何処にも引いてこなかった事は、然し、新規ファンへの敷居の低さも意味する訳で、更にこの伝説的な知名度と楽曲の方向性が足並みを揃えれば大ヒットは又生まれ得る。加えて、潜在的音楽ファンの現況市場へのフラストレーションの受け皿たるポテンシャルは玄人を唸らせれるヒカルが最上だ。ラストチャンス。ノスタルジーの中に生きるか、或いはソコソコの延命治療に留まるか、新しいメディア&システムと共に甦生するか、ヒカルは確実に10年代邦楽の命運を握るアーティストのひとりとなるだろう。
| Trackback ( 0 )
|