福岡のリセールが終わらないうちに愛知のリセールが始まったのか。こりゃ矢継ぎ早だね。ツアーグッズの配送も始まってるし、日に日にツアーのリアルタイム感が高まってきてる時期。初日まで1週間だもんねもう。
これが日本在住のアーティストだと、地元のラジオ局に出演して宣伝したりもあるんだろうけど、ロンドンから来日したばかりとなるとねぇ。でも流石にそろそろ打ち出していかないと、福岡に行く人が「本当にコンサートあるのかな?」って不安になるぞ?
U-NEXTがまだまだこれからという事を考えると、可能性はゼロではないけれど、伊藤忠商事は宇多田ヒカルコンサートのチケットの割当てはなかったのだろうかな。昭和の頃なら協賛枠で紙チケットが社員や関係者に配られるということもあったかもしれないけれど、今はアカウントと電子チケットだからそういうのは難しいかな。今のご時世そういうのがあると逆に企業イメージを毀損しそうな気もするし。とはいえ、そう、どうやらツアーの協賛には伊藤忠の名前を連ねてくれてるようなので、何らかの打ち出しがこのあとあっても不思議ではない。
その伊藤忠の名前が今朝のトレンドになっていると教えられた。なるほど、みてみたら関東地方のトレンドとして「伊藤忠商事株式会社」の語が出てるな。内容は神宮外苑再開発の話題。うぅむ、こういう政治色の強くなった話題だと話にしづらいねぇ。
普段この手のニュースに触れるのがNHKくらいな私なので、伊藤忠がこれに関わってるってちぃとも知らなかった。公共放送では私企業名言わないか、言っても一度だけ、或いは字幕や看板の映像は出すけれど、みたいな扱いだったりするからね。
んでヒカルは知ってるのかなぁと気になるところ。こんなデカい商社相手のタイアップは初めてだし、系列企業まで含めたら物凄い規模になるのでリスク管理ったって限界があるやつだ。ただ、こういう話題になると、周囲のミュージシャン友達とかそういうのの影響もある。親しい人が熱心に活動してたらそうそう口を挟めないわよね。ヒカルさんの場合、政治的思想や宗教的感情より個々の繋がり自体を重視しそうだし。
13年前とか、随分錯綜したもんね。坂本龍一なんかはかなり積極的に発言・活動していたようだし、彼に賛同する人たちも目立った。でも結局、「触れない」ことに落ち着くのが常。
昭和の格言の一つに「政治と宗教と野球の話はするな」ってのがある。議論になったら収拾がつかない上に人間関係が確実に悪化するからだろうけど、例えば「政治の話はするな」という主張自体が、時期によっては低投票率を誘導する為の政治的発言だったりするんだよ(組織票が活きるから)とか言われ始めると、じゃあどうすればいいんだよってなる。
こういうのを総合的に考えていくと、たとえツアーが始まる直前だろうが余計な事は発信しないという心境になるってのもわからなくはない。2012年まではヒカルさんもTwitterでいろいろ言ってたんだけども、以降はよほどでないと色々と発言しなくなった。その洗練を極めて行った結果が数々の絆創膏写真だったりするのだと考えるとあのシリーズの重みをついつい感じてしまうわ。どうか無事にツアーが始まりますように。
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