無意識日記
宇多田光 word:i_
 



作っただけでは独自性が強すぎて今の若い子達(っていうのか)にダイレクトに届く曲にならないもしれない、という話。仮にも3年前にFoLの大ヒットを飛ばした人にそんな事は、と思えるかもしれないがコレは能力の問題というより意志とか志向の問題だ。理想をいえば、時流と無関係であっても楽曲の魅力の普遍性でリスナーを惹き付ければOKだ。宇多田ブランドならそういう空気を醸成できる。けれど空気を作ってもソレを増幅するシステムがもう壊れているのだ。特に光は、タイアップ相手の敷衍規模にも敏感だ。名目だけでもヒット曲としての証が欲しいのだが。展望の見えない時代である。

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