無意識日記
宇多田光 word:i_
 



@hikki_staff が宮城公演を「ファンの皆様と近距離で各地と違った素敵なムードでした。」と総括しているね。その前の埼玉公演のキャパが37000人、この宮城公演のキャパが7000人というから、会場の規模も全く異なっていたのだろう。世界地図からみればさいたま市と利府町なんて僅かも離れていないだろうに、この落差はなかなかに大きかったんじゃないか。

このあと日本国内では1.3万人の東京、1.6万人の大阪、2万人の横浜へと続いていく。間に挟まる台北・香港ともに2万人程度の規模だそうだが、平日のさいたまがスタジアムモードになったのなら、大都市圏ではスタジアム・ツアーでもよかったのかもね。後からなら幾らでも言えるヤツだけど。

だが、音は課題だ。まともには読んでないが、どうやらさいたまは随分と音が良かったみたいで、37000人入れて音響がいいというのは驚異的。それだけの人数のもつ熱量は、音の伝わり方を簡単に変えてしまうのだから。

他のスタジアムでそれが出来るか。ヒカルが如何にいい歌を歌おうと、音響が拙ければそれは伝わらない。結局はそこのネックがあって、スタジアムツアーに踏み切れないのだろう…

…と、今までずっと思って来たのよねぇ。今書いたことはどれも散々この日記で繰り返してきたことだもの。しかし、そうなのよ、ヒカルさん、屋内のさいたまスーパーアリーナと屋外の千葉マリンスタジアムの区別もついてないって、今回判明しちゃったのよさ! いや知ってる人は6年前のMCでもう知ってたのか。つまりだ、ヒカルさん、会場の音響とか特に比較検討してない?? 確かにその晩に現地で立って入念にサウンドチェックを行うことこそ肝要であり、それが他所と比べてどうなのかとかは、その夜ステージに立って歌う人には関係ない。今夜の音が全てだ。だけど少なくともヒカルからはこのあのそのスタジアムでやりたいとかやりたくないとか、そういった具体的な提案はしていないな?? 音質を理由に避けてる会場があるとかでは、なさそう? だったら遠慮なくスタジアムでやって欲しいわよ。

常々言ってきてるように、あたしゃ売り切れをあまり尊ばない。そこまでの枚数売ることは間違いなく素晴らしいのだけど、そこと切り離して「売り切れ」の定義そのものみたいな話だけど「買いたいと思った人が買えない」のは、売ることが出来たなら儲けられた方にとっても、新しい経験が欲しかった消費者にとっても損でしかない。誰も得しないんですよ売り切れって。大抵は目標枚数販売達成なのだと歓喜するものなのだけど、売れなかった買えなかったの事態を生むことは喜ばしいことじゃないわ。

できれば、「へぇ、今夜宇多田がライブやってんのか。ちょっと観に行ってみるか。」くらいの気軽さでコンサートに来れるのが(私の)理想だ。落選何十回で得た落胆と時間の空費。苦労すればこそ喜びも一入というのはわかるのだけど、それがなくても歌一本でヒカルさんは大きな喜びを与えてくれると思うんだけどな。だからこそ、観たい人が全員観れるだけのキャパを回って欲しいところなのでした。ま、考えといて。

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