無意識日記
宇多田光 word:i_
 



そもそも私、英語はおろか日本語の聴き取りだって覚束無い。ヒカルの歌で歌詞を見ずに聴き取れる英語が3割くらいだとすれば、同じように聴き取れてる日本語って5割行くか行かないかくらいじゃないかな? 大抵、最初は何歌ってんのかわかってない。

例えば『気分じゃないの(Not In The Mood)』のこのパート。

『「私のポエム 買ってくれませんか
  今夜シェルターに泊まるためのお金が
  必要なんです。
 ロエベの財布から出したお札で
 買った詩を読んだ』

ここ、聴き取り難易度としては最低ランクなくらい聴き取りやすいパートだと思うんだけど、私が最初正確に聴き取れたのはこれくらいだったのです↓

「「私のポエム買ってくれませんか
  今夜■■■■■に泊まるためのお金が
  必要なんです。」
 ■■■■財布から出したお札で
 ■■■■■■■■。」

うぅむ、やっぱり5割、半分くらいだな。「シェルター」の部分は、文章からしてきっと泊まるところ、家とかホテルとか民宿なんだろうなとは思ったが、そうか、緊急避難的に泊まる場所はシェルターって言うの全然アタマにのぼってこなかったよ…。

『ロエベの財布から』は、「一体どんな財布?」というとこでフリーズ。2回目聴いてもわからず、結局歌詞をApple Musicで見て確認した。救えないのは、ロエベってブランドを予め知っていたこと。知らないブランドなら聴き取れなくても不思議じゃないんだけどねぇ。暫く自己嫌悪でした。あはは。

そして…そうよね、『買った詩を読んだ』は幾ら何でも聴き取れるだろう?と思われるよね。でも、そうじゃなかったんだな。初聴時は私、ここを

「片足及んだ」

って聴いたのよ。いや嘘みたいな本当の話。でも流石にこれは意味わからなすぎるからそのあと「そういやさっきポエムって言ってた! 「買った詩を」か!」ってなんとか自力で気づけはしましたが、耳に聞こえてきたのは紛う方無く及んだ片足だったのでありました。ってか、及ぶ片足ってホント何なのよ…。


という感じで、今回は、日本語の聴き取りすら悪戦苦闘な私が英語の聴き取りをしてるのですから時間がかかっても仕方がないじゃありませんこと?っていう言い訳をただ言いたかっただけなのでした。ったく、なんだこの週末の締め方は(笑)。

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14年前のメッセより。

『親子で世界ツアーまわるのなんて楽しそうだね(●^口^●)』

https://www.utadahikaru.jp/from-hikki/index_24.html

これが書かれた当時は2008年。

「宇多田ヒカルと藤圭子の世界ツアーとか実現したらとんでもないな!」

とか無駄に心を躍らせていた。

が、2013年8月以降はこのメッセを読み返す度に「嗚呼、もうこれは叶わぬ夢になってしまったのか…」と落胆することになった。何事も命あっての物種なのだ。…物種って単語この言い回し以外で使ったことないな? それはさておき。

しかし今、私たちはこのメッセをまた違うように読んでいる。

「ヒカルがダヌくん連れてツアーとか何それ楽しそう!」

ってね。世代はまわるんよ。

そう考えられるようになったのも、彼が前作『初恋』で渾身の『こ~りゃなんだ? コリアンダー!』を炸裂させてくれたからで…も、あるんだけど(笑)、勿論それ以上に今作『BADモード』での彼の活躍が大きい。

やっぱりバイオリンで弾くならEの音だよね…というのも踏まえた上で(笑)、『気分じゃないの(Not In The Mood)』で自ら進んでアイデアを出してきて自分で歌ってみせたというのが、いやもうそんなの事前に想像もしてなかったよね。だってついこないだ「コリアンダー!」だった子がよ!?

最初ここを聴いた時、「ヒカルの声にエフェクトをかけたのかな?」と思った。『One Last Kiss』では元の声が誰のかはわからないが低音側に変調させた『I love you more than you'll never know』が聴けたが、今度は高音側に変調させたコーラスを入れてきたのかな?とな。

夜中に聴いていたから寝惚けていたというのも勿論あるのだろうが、そもそも声質が似ているんだなと、後から何回も聴き直して納得した次第。もし彼がヒカルのツアーについてきてここのパートをステージで歌ったら…とか考えちゃうな。声質が似てるのも彼が声変わりをする前のほんの少しの時期の間だけだろうし…。でも、彼には学校があるから無理かな~。もしそのとき9月入学の学校に通っているなら7月8月は夏休みだろうからその時期を狙ってツアーをすれば或いは…? そこはわからないけど、夏場にツアーをする動機がひとつ増えた、とは言えるか。

いや、そんなことでツアー日程決める?と疑問に思うかもしれないが、そもそも今ヒカルが音楽活動をしてくれているのは、

『And I thought "I will never be able to write anything again !" I think. and then I became pregnant ! And something else kicked in like , "Wow I'm gonna be a parent ! I need to work!" ( laughing out loud )』

「「あぁ、もう前みたいに音楽を書く事なんて出来ない!」って思ってた。…んだけど、そのあと妊娠しちゃってさ! (自分の人生に)他のことが入り込んできた。で「あれ?私、人の親になるんじゃん!? じゃあ働かなきゃ!」って思って音楽活動に戻ってきたの!(爆笑)」

そう、彼が居るからだ。例えば彼の体調が思わしくないからとツアーを全キャンセルしたとしても何の不思議もない。そもそも彼がいなければツアーを計画されることもなかったろうし、『Fantôme』『初恋』『BADモード』といった超絶傑作群が生まれ出でることもなかった。話の順序を違えてはいけない。彼の成長に合わせてリリースやツアーの日程を決めるとしてもそれは非常に筋の通った話になるのだ。

なんていうか、そういうのに何万人といる世界中のファンが振り回されるとか想像しただけで楽しくなってくるな私は。来週のインスタライブで唐突に乱入してヒカルを慌てふためかせて欲しいもんだわ(笑)。

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