無意識日記
宇多田光 word:i_
 



さていよいよ明日は『BADモード』のCD/DVD/Blu-rayのフラゲ日だ。ショップ側から言うと店頭陳列日だな。なんで発売日より一日早く店頭に並ぶねん紛らわしいなぁと思うけど書籍や雑誌みたいに2週間とか1ヶ月とか早いわけじゃないから勘弁したってぇな。(…書籍や雑誌は許さへんいうこと!!??)

まぁそれは置いといて。もう一度明日手に入るものが何かをお浚いしておこう。

『初回生産限定盤は1月19日に公開された配信スタジオライブ「Hikaru Utada Live Sessions from Air Studios」およびメイキングドキュメンタリー映像が収録されたDVDとBlu-rayディスクがバンドルされた3枚組。更には「Time」「One Last Kiss」「PINK BLOOD」「君に夢中」「BADモード」のミュージックビデオも完全収録。ファン必携のコレクターアイテムとして発売される。」
https://www.utadahikaru.jp/music/album/title_21.html

つまり、

・アルバム『BADモード』のCD
・HULSAS2022の映像全編
・HULSAS2022のメイキング
・ミュージックビデオ5曲

この4点が明日から自宅で鑑賞できる訳だ。うむ。

最近のYouTubeのMVは画質がHDだったりするのでMVがBlu-rayで手に入ってもそんなに変わらないのでは…と思われがちだが、私は「音質が全く異なる」と踏んでいる。Blu-rayの方が遥かに良いのだ。詳しい数値は忘れたが、『Laughter in the Dark Tour 2018』映像商品ではDVDとBlu-rayの2つの間で、画質の差よりも音質の差に驚いたものである。明らかに情報量が違った。もしかしたらCDの1.4Mbpsより上だったんじゃねーかな? なので、MV5曲がBlu-rayに収録されているならCDより音質がいいおそれがあるので一度でいいから聴き較べておいて欲しい。流石にハイレゾには及ばないかもしれないが。アルバム『BADモード』をハイレゾで聴いてない人も多いと思うので、そこはBlu-rayの音質に震えて欲しいところだ。

ましてや、言うまでもないかもしれないが、HULSAS2022の音質は配信のそれより遥かに良いだろう。お家のステレオが充実してる人は是非大音量で聴いてやってくれ。

そして、最大の見ものは全くの新規映像も含まれる筈のHULSAS2022のメイキング映像だ。これはもうヒカルが何カット観れるかに尽きる。申し訳ないが他のメンバーは映さなくても構わない(また極論だな)。主役のフィーチャー度が如何程なのか、もうそれだけが評価の基準となるだろう。

私がこれらの映像を観れるのは明日の夜の更新の後になるので感想等々は木曜日以降になるかな…ってその前に明後日はインスタライブがあるからね! いやほんと、明日明後日は顔が笑みっ放しになりそうですわ。ちゃんと足許と青空と前後左右を見て歩こうね私たち…。

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お、Apple Music Radio1の和訳がYouTubeにアップされてるのね。有難く参考にさせて貰おう。前から書いてる通り、私の和訳は自分で引用して論評を加えるためのものなので、他の人が和訳してくれてるからと辞める訳ではないのでありました。寧ろ聴き取り間違いや誤訳を防ぐためには率先して誰かがやって欲しいのよさ。

今回引用するのは47分を過ぎたあたり、日本語詞についての対話の部分。例によって聴き取れてない箇所が多数あるのだがそれを言ってたらいつまで経ってもアップできないので毎度の事ながら草稿時点という事は了承しておいてほしい。


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Z: I love the way that you are swift so effortlessly between singing in Japanese and singing in English obviously. Like it goes without saying for you. But it's not easy to do those things for another reason except, at least, my limited knowledge. An emotional sentimental words mean different things and can translate in different ways combining as two things as one song. So without feeing like you duel things with yourself in a different part of the word is a real skill. And can you just talk us to a little bit of what the experience is like. Because it's that I've heard people do it in a ways that you feel naturally either language within a sentimental one particular thing ?

H: I think that concern. If you , well, The reason I haven't really mixed it this much before, or and the sense of having like one block section of the song in different language from the rest or having a few different blocks that are like fully English for, you know, like one section and for the Japanese as another, is. Well I was conscious of the fact that if I introduce a new idea on one language then people who don't understand that language full mess out on the whole message of the song, maybe not get across as well. But then on the other hand I thought of benefit of being able to introduce something new like just one, 'cause feel we listen to the music, we don't, without words, we listen to the music in different languages we don't understand right ?


Z : 日本語で歌うのと英語で歌うのを明快かつ軽やかに行き来してらっしゃるところがとても好きです。あなたにとっては言うまでもないことかもしれませんが、おそらく、私の限られた知識ではわからないような理由もあって、それが簡単なことであるとは思えません。感情的で感傷的な言葉というのは(それぞれの言語で独自のニュアンスをもつために)お互いに訳し合ったとしても同じ意味を持てないかもしれない。しかし、それらがひとつの歌の中で組み合わされている。ですから、あなたが異なる言葉同士の衝突を感じさせないのは相当な技術なのだと思います。そこで伺いたいのですが、それはどのような経験的技能なのでしょう? それを訊きたいのは、あなたが(その言語独自のニュアンスをもつ)感傷的な単語をどちらの言語でも自然に感じさせていると聞いたからなのですが。

H : その心配はあると思います。今まで私は(日本語と英語、2つの言語を)完全に混ぜ合わせてはきませんでした。どういうことかというと、ひとつの歌の中で、ひとつのブロック、ひとつの段落では片方の言語を使い、それ以外のブロックではもう片方の言語を使うといったやり方をしてきたからです。ひとつのブロックを日本語にして、それ以外は英語にする、というような。もし私が片方の言語で新しいアイデアを盛り込んだ場合、そっちの言語がわからない人は混乱してしまい、その歌全体で伝えたいメッセージを見失ってしまうかもしれません。そういった事実については意識してきました。しかし、一方で、そういった新しいアイデアを盛り込むことで得られることもまたあると考えています。というのも、私達って、歌詞のない音楽も聴くし、理解できない歌詞のある音楽を聴くこともありますからね。


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特にここの問答は和訳しただけでは訳がわからないままなのではないかという気がする。というのも、そもそも質問者のゼインさんからして「自分ではよくわからないけど」というニュアンスで訊いてるからだ。単純に、歌詞の中の日本語がわからないから。「私にはわからないが、日本語と英語のニュアンスの違いに戸惑わされずにスムーズに意味が取れるみたいだね。確かに、僕にも日本語と英語の間を自由自在に行き来出来てるように思えるしそこが大好きだ。ただ、そんなことが出来ているとしたら相当な経験と技術が必要になるだろうことは僕にも推測できる。一体それをどんな風にやっているんだい?」と彼は訊いているのだ。「わかんないことがわかんないからそこんとこ教えて」と訊いているので、多分これ日本語インタビューだとしても結構難しいんじゃないかな。

それに対するヒカルの返答は「混ぜているといっても完全に混ぜ合わせてる訳じゃない。段落毎にここは日本語、ここは英語と分けている。完全に混ぜちゃったら片方の言語しかわからない人にまともにメッセージが伝わらない。でも、そのリスクを承知で言語をミックスさせることもある。だって私たちは歌詞のない音楽も聴くし、外国語の音楽も聴くのだから。」という意味の返答をしている。一文が長いから普通に文字で出題されても翻訳に手間がかかるやつだこれ。

更に要約すれば、「日本語と英語を自然に混ぜ合わせてるといってもそこにはちゃんと工夫があるし、リスクも承知しているよ」という話。まぁそんな大したことは言ってない気がするが、インタビューアからすれば興味深い話だったのだろう。それでこのあと彼のテンションが上がるのだがそのパートの和訳はまたいずれ。

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