無意識日記
宇多田光 word:i_
 



目下新譜関連で最頻出の単語といえばこの2ッ。一言で表せば"売れ線の音楽"となりそうだが、光がアメリカでブレイクしたがってるというより制作前の青写真から制作後の全体像に至るまで一貫して見えていた音楽的テーマをキーワード化したとでも云えばイイかな。違いが解り難いかもしれないが、音楽で売れるのが目的なのではなく売れる様な音楽を作る事ソレ自体が目標なのだ。1stで"そういう売れ線の音楽をやるなら私より歌が上手くてカワイイ子が幾らでもいるでしょ"と存分に自分を追求した分今回はその反動を巧く使っている印象だ。振れ幅がアッチからコッチに行った感じです。

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芸は見事なのだ。が、評価のシステムに問題がありすぎる。M1も今や権威を確立した感がある(今年以降は知らないが)が、ソレも第1回の審査のgdgdっぷりの反省の上に立ち意識改革とノウハウ蓄積を重ねてきたからこそ。"評価"に必要な技量やコスト、そしてその波及効果は全く侮れない。両大会の失敗はその自覚の欠如が原因だ。大手資本にみる目がないと若い才能は埋もれるし既に抱えてる才能は宝の持ち腐れとなる。音楽は他ジャンル以上に適材適所の面が大きく、どれだけ素晴らしくとも場違いだと自滅する。今日の着うたリリース以降発表される筈のタイアップのセンスが気になる所だ。

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