東日本大震災発生以来92日目、朝日新聞大見出し、「不明なお8千人」震災あす3ケ月 捜索 時間経過の壁(死亡15,401人・行方不明8,146人・避難91,523人)、東日本大震災の発生からまもなく3ケ月、警察庁によると9日現在で8146人の行方がわかっていない。
未曽有の災害は、私たちが当り前とのことと信じてきた社会の礎を揺るがしている。
日本の法体系は一人ひとりの生死がきちんと届け出られていることが想定されている。
「生存者」とされる限り、家族であっても勝手に私有財産を処分できない。
例年より早く、沖縄は梅雨明け、西日本は梅雨の晴れ間も終わり、梅雨前線の北上に連れ、重い雲が垂れ込めてくる。
今日の天気は上空に湿った空気が流れ込み、雲が広がり、前線が近づき、夕方から夜にかけ、雨と雷雨の予報。
8:40分、(株)ポラリス送迎車にてDS小林到着、皆さんに断って、お馴染みの女性グループ席に座らせていただき話が弾む。
左隣のUさん(89歳)、60歳から始めた文化講座「短歌」では隠れた才能と良き先生に恵まれ、ドンドン進化され、80歳前後は選者に推薦されて大活躍された痛快なお話を伺う。
ご自身の「短歌集」発刊記念を大阪“中の島”一流ホテルにて、全国から先生を招いて盛大にパーテイを開かれたと聞き、幸せな人生を歩んで居られると感服する。
向かいのTさん(88歳)から、現在の幸せはお金(ご主人の遺族年金)があるからと親指と人差し指で〇を描いて、示され、大爆笑の渦に包まれる。
バイタルチエック(血圧107-73・体温66.7℃)後、準備体操を終えて、マシントレーニング室へ移動する。
マシンの位置変更で通路が広くなり、器械の特性を活かした効率的な位置取りで、マシン間の移動がスムースになっているのに驚く。
「レッグエクステンション」はトレーニング室が見渡せる場所に設置され、「トーソーエクステンション」は眼前に鏡が置かれ、自身の体幹をチエックしながら運動が効率的に、「マルチフアンクション」は壁と壁の間にセットされ、利用者は前方を向いて機械操作が出来るようになっている。
視界が良くなったことは気分もよく、仲間との視線も交わり笑顔が広まる、互いのカウントを掛け合ったりしてコミュニケーションが深まる。
午後はボラティアの広場「ぷらざこむ1」1階活動スペースに於ける「米谷書道教室」に家人と揃って出席、楷書のお手本を清書して指導ボラティアO先生の添削をいただく。
筆先を半紙に「トーン」と入れるその瞬間、字体によって筆先を「トーン」と上に戻す気持ちで真っ直ぐ下へ降ろす、「ウガンムリ」の頭はその気分で筆を入れると教わる。
O先生は習字は筆先使いが一番大事、体幹を真っ直ぐに維持する事指導される。
片麻痺の自分には辛い姿勢維持なれど、泣き言は言えないので疼痛を伴う上肢機能全廃の左手を机上に置いて、挑戦を続ける。