片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

プール水中、麻痺左足爪先で底を蹴って歩行訓練、「尼崎スポーツの森プール」№8

2011-06-05 13:34:36 | 「リハビリ」

 東日本大震災発生以来87日目、朝日新聞大見出し、「(早期退陣)首相受け入れ閣僚と協議  8月前後の意向、菅直人首相は4日、菅内閣の主要閣僚と電話で会談し、今夏の早期退陣を受け入れる意向を伝えた。
 首相は辞任意向を表明したあと、具体的な時期を明言せずに先送りするかのような姿勢をみせてきたが政権幹部から早期退陣論が相次いだため、自らも受け入れざるを得ないと判断した。
 九州北部梅雨入り、平年並みで昨年より7日早い入梅。
 6月第一週の日曜日は梅雨空を思わす曇天が広がる、近畿地方は南海海上の前線と寒気を伴った気圧の谷の影響で雲が広がり、夕方から夜の初め頃には雨が降る予想。
           

 8:00 梅雨空がのしかかるような曇り空の下、武庫川の土手堤114号線を南下して、尼崎「スポーツの森」プールへ遊泳と歩行訓練に出掛ける。
 
途中、制限速度40k直線道路が続く1車線を走行中、後ろへピッタリと車をつけられ、急かされるが50キロ内で走っているとスピード違反を取り締まる警察官が視野に入り、ヤレヤレ安堵の胸をなで下ろす。

        

 障害者専用駐車場に車を停めると中筋から毎日来館、ジムトレーニングに励む、N氏とバッタリ出会う、N氏は2階のトレーニングジムにてマシン運動に2時間汗を流してから、仕上げにプールでウオーキングするアスリート並みの運動をこなす方だ。
 
正面入り口に開場以来、来館数が6/3  150万人達成と大きな看板が設けられ、アイススケート・水泳・フットサルと健康スポーツに熱心な市民が増加している事を如実に示している。

      

 身体障害者専用更衣室で着替え、プールサイドへ降り立った時刻は9:30分、アスリート強化選手コースは大学生らしいグループがコーチの指示に従い、綺麗な泳ぎは丸でイルカのように水飛沫をあげての練習風景は真に爽快に感じる。
 フアミリーコースは親子連れが三組、保育園児・幼稚園児風の子どもさんへ懸命に水泳の基本を学ばさせている。
 
息継ぎが難しい幼児ながら嫌がりもせず、沈んでは浮き上がりを繰り返し、時々お父さんが手を伸べ、救い上げ、手足の使い方を教えている微笑ましいシーンに見惚れる。
 ロープ際の背泳中は子どもバタ足の水飛沫を浴びたり、見守るお父さんと衝突することもあるが、以前のように体が硬直して「コブラがえり」を起こすような心配が無くなる。
 25mプール10往復、500mを背泳で泳ぎ、隣のウオーキングコースに移動する。
 歩行姿勢は麻痺左足・左手が不完全ながらも参加、左手機能回復は不十分とはいえ、恰好だけは水を切り、左足は膝を大きく上げ、プール底に着地後は麻痺爪先で蹴る様に歩行を心掛ける。
 水泳初期の頃は麻痺左足の爪先が鷲爪状に曲がり、痛みが伴い運動にならなかったが最近は疼痛が薄れ、左足裏からプール底を感触出来るようになった。
 背泳と同じく500m歩行して汗ビッショリを実感、プールスロープにて正座を10分行い、股関節を緩め、大腿四頭筋の柔軟に努める。
 
ジャグジープール・保温室にて筋肉疲労を癒し、体を温めて丁度90分のプールリハビリテーションを終了。

       

ガラス越しにプールが見える休憩所で持参の「オニギリ」をいただき、今更ながら白米の美味さを賞味する。
〇新潮文庫 三浦綾子著「千利休とその妻たち」を読む。