片麻痺との二人三脚

孤独に甘えず、後ろ振り向かず、希望失わず、唯前進あるのみ!

ホットする梅田(阪急百貨店)、11階美術工芸~10階“職人の技”見学、「脳卒中」友の会日帰り旅行。

2011-06-20 15:41:51 | 「脳卒中」友の会

 活発な梅雨前線の停滞により、九州各地は南部を中心に断続的に激しい雨に見舞われた。
 霧島 新燃岳周辺の降雨で土石流発生の危険性があるとして避難勧告が発令された。
 今日の兵庫県は梅雨前線が近畿地方まで北上して、南から湿った気流が流れ込むため、午前中を中心に雨が降る予報。
 本日は宝塚「脳卒中」友の会“日帰り旅行”に梅田ナビオ阪急「大観覧車」へ行く予定で霧雨の降る中、阪急宝塚駅に集合した仲間は5人、車いすのN氏にはVグループ「外出介助の会」ボランティアE氏がサポートされ、全員6人で宝塚線梅田行き急行に乗車する。
      

 車中で先月改装JR大阪駅へ“日帰り旅行”した際、途中行方不明になった車椅子N氏に事情を聞くと、阪神電車乗降の際に駅員から準急乗車を奨められ、普通電車甲子園駅での待ち合わせをスッカリ忘れて、梅田駅へ直行した模様。
 我々を探して大丸百貨店まで来て、落ち合うことが出来ず、大丸百貨店内エレベーターにて上・下して一人楽しんだと聞き、ヤレヤレと安心する。
 車中で皆さんと相談して天候の悪い大観覧車は遠望が期待できないので、目標を阪急百貨店美術工芸~催し会場「職人の技」に切り替え、途中連絡がつかない場合の落ち会う場所「8階美術売場」とする。
     

 神戸線の乗り換えが無い分、杖歩行者には楽だが、急行といっても「豊中駅」迄の各駅停車の乗車時間はタップリで、比較的空いている車内にて会話を楽しむ。
 日帰り旅行は目的地へ着いても歩行困難者ばかりではゆっくり話し込む暇もないので、乗車時間中は貴重なコミュニケーションの場だ。
梅田駅改札は17番街へ向かう方から出て、エレベーターにて1階地下街へ降りる。

       

 数ケ月前の大混雑状態は緩和され、我々身体障害者が歩行するには差ほどの支障も無いのが嬉しい。
 バリアフリーの究極移動手段、動く歩道に乗って、阪急百貨店改装工事中の仮囲い通路を南へ杖歩行して、正面入り口に到達。
 グランドビル・紀伊國屋書店の小店舗を懐かしく思い出しながら歩くと、気分的にも「ホッコリ」して、店内に入ると益々気分が落ち着いてくる。
 連れ合いのD氏も同じ気分らしく、盛んに「いいですな」・「懐かしい匂い」を連発しながら、エレベーター方向へ、小型のエレベーターにて11階美術売り場へ。

            
 売り場では「煎茶道具展」が開催され、お稽古用から、お茶会用のお道具が並べられ、こまごましたお道具を値札と比べて見ているだけ、高い値打ち品に驚く。
入口にソフアーが置かれ、仲間が座っても快く歓待され、買い上げ顧客でもない私達身障者を大切に接客いただき感謝する。
 続いて10階催し場「職人の技」へ、此処は会場が狭い関係上通路が狭く、行き交うお客さんも多く、杖歩行では少々難儀する。
 東京の手作り鞄・岩手の南部鉄器を眺めながら「藍染」のコーナーではシャツ風に仕立てた素晴らしい長袖に思わず手に触れると42,000円の値札に驚く、接近された店員さんに「いい品ですが高いですね」と言うと「お安くしますよ」とささやかられ、2度びっくりする。
 疲れも出てきたので8階の喫茶「コロンバン」へ移動、軽食を摂って寛ぐ。

      
 サンドイッチをつまんだり、アイスクリームを賞味したりして、たっぷり休憩を取りながら、7月以降の日帰り旅行の行先を検討、楽しい午後のひと時を過ごす。
 当8階は婦人服売り場、お洒落に着飾ったご婦人方が静かにお茶を喫され、店内は真に居心地の雰囲気に包まれている。
 一応ここで来店目的は達したので午後はそれぞれ目的に従って、店内を散策する事にして現地解散とする。
 私はD氏と二人、1階~B2の食料品売り場の見学に廻る。
 1階の食料品は「スイーツ」が中心、見目鮮やかな洋菓子が豪華な陳列ケースに飾られ、見て歩くだけで楽しい。
 B1の「フライ物コーナー」では、愛想のいい店員さんに「肉コロッケ」を奨められ、二人は2ケづつ購入。
 B2のデイリーマート 鮮魚売り場では「真アジ」2匹980円「真鯛」3匹1150円の安さにビックリ、お寿司売り場で「鉄火巻き」298円の格安品に驚嘆だ。