ファンクラブ会報
PROGRESSIVE Vol.9
画像① 表紙 銀色
画像② 裏表紙
見やすいように横にしました
表紙を含めて、全22頁のオフセット印刷の会報です。
漢字の後に英字が出てくる時の隙間等から見るに、
和文タイプを使用しているのかも知れません。
内容を見ると、会報の制作時期は、「レディーズ&ジェントルメン」をリリースした後ですね。
会報の中に白黒の写真が何点か登場しますが、
いずれも、「衝撃のロックトリオ伝」に使用されているものが、ほとんどです。
つまり、会報に掲載された写真の方が、先行しているわけですね。
当時、ファンクラブに入っていた人達は、これらの写真を楽しげに眺めていたのだと思われます。
INDEXは、
前書き
Carl Palmer Talks About The Recent Movement
ELP News
Rock will back to its roots (by Chris Welch)
訳詞コーナー
スタッフ紹介
クイズ・コーナー
告知版
編集後記
という順番です。
カールのインタビューで興味深いのは、ソロアルバムを制作するにあたって、
曲を作った事を言っています。
「バンドの外で作曲をするといい曲が書ける事を発見した。」と述べています。
作品第二番に収録されている、バックドアと演奏している曲の事を指しているのかどうかまでは解りません。
それと、レディーズ&ジェントルメンに関しては、ほぼ、コンサートの流れをレコード上で体験できるようにしているが、悪の教典#9の後で、アンコールとして「展覧会の絵」が演奏されているような事も言っています。
私は当時の海賊盤等を収集しているわけではないので、よくは解りませんが、カールの言っている通りであれば、その流れになっていると思われます。
ELPニュースのコーナーにおいて、ある海賊盤の中に、「BRAIN SALAD SURGERY」という曲が入っている事が知らされており、なぜ、本編「レディーズ&ジェントルメン」に収録されなかったかは、よくわかりませんと記してあります。
日本国内においては、ファンクラブのスタッフの位置にいる人達にとっても、当時は、未知の曲だった事が解ります。
また、ELPニュースとは言っても、他のバンドのニュースが、その大半を占めていますね。
クリムゾンのレッドがリリースされるとか、イエスのイエスタディズが出るとかのニュースで埋まっています。
グレッグのインタビューではソロ作品をピートとの作業で行っている事などを少し語っています。
訳詞コーナーでは、「聖地エルサレム」と「スティル・ユー・ターン・ミー・オン」が載っています。
ワーナーさんは解説に訳詞をつけなかったので、このような企画は需要があったはずですね。
告知板コーナーは、いわゆる「売ります。買います。」。
主にファンクラブの会報のバックナンバーの購入希望を告知している方がいます。
編集後記ですが、スタッフの好みのグループの中に、クィーンが浸食して来ていることがわかりますね。
フレディが頭から離れないとか、まるで、ELP離れが始まる事の前兆のような記述です。
カールとグレッグのインタビューからは、ソロアルバムを制作中ではあっても、
解散の「カ」の字も見いだせない、グループに対する信頼感を見る事ができますので、
キースだけが、この時点で、ピアノコンチェルトを作曲してソロツアーに出ようという思惑を胸に秘めていたのでしょうね。
以上。
本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになれば幸いです。
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2013年12月18日 yaplog!
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表紙を含めて、全22頁のオフセット印刷の会報です。
漢字の後に英字が出てくる時の隙間等から見るに、
和文タイプを使用しているのかも知れません。
内容を見ると、会報の制作時期は、「レディーズ&ジェントルメン」をリリースした後ですね。
会報の中に白黒の写真が何点か登場しますが、
いずれも、「衝撃のロックトリオ伝」に使用されているものが、ほとんどです。
つまり、会報に掲載された写真の方が、先行しているわけですね。
当時、ファンクラブに入っていた人達は、これらの写真を楽しげに眺めていたのだと思われます。
INDEXは、
前書き
Carl Palmer Talks About The Recent Movement
ELP News
Rock will back to its roots (by Chris Welch)
訳詞コーナー
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告知版
編集後記
という順番です。
カールのインタビューで興味深いのは、ソロアルバムを制作するにあたって、
曲を作った事を言っています。
「バンドの外で作曲をするといい曲が書ける事を発見した。」と述べています。
作品第二番に収録されている、バックドアと演奏している曲の事を指しているのかどうかまでは解りません。
それと、レディーズ&ジェントルメンに関しては、ほぼ、コンサートの流れをレコード上で体験できるようにしているが、悪の教典#9の後で、アンコールとして「展覧会の絵」が演奏されているような事も言っています。
私は当時の海賊盤等を収集しているわけではないので、よくは解りませんが、カールの言っている通りであれば、その流れになっていると思われます。
ELPニュースのコーナーにおいて、ある海賊盤の中に、「BRAIN SALAD SURGERY」という曲が入っている事が知らされており、なぜ、本編「レディーズ&ジェントルメン」に収録されなかったかは、よくわかりませんと記してあります。
日本国内においては、ファンクラブのスタッフの位置にいる人達にとっても、当時は、未知の曲だった事が解ります。
また、ELPニュースとは言っても、他のバンドのニュースが、その大半を占めていますね。
クリムゾンのレッドがリリースされるとか、イエスのイエスタディズが出るとかのニュースで埋まっています。
グレッグのインタビューではソロ作品をピートとの作業で行っている事などを少し語っています。
訳詞コーナーでは、「聖地エルサレム」と「スティル・ユー・ターン・ミー・オン」が載っています。
ワーナーさんは解説に訳詞をつけなかったので、このような企画は需要があったはずですね。
告知板コーナーは、いわゆる「売ります。買います。」。
主にファンクラブの会報のバックナンバーの購入希望を告知している方がいます。
編集後記ですが、スタッフの好みのグループの中に、クィーンが浸食して来ていることがわかりますね。
フレディが頭から離れないとか、まるで、ELP離れが始まる事の前兆のような記述です。
カールとグレッグのインタビューからは、ソロアルバムを制作中ではあっても、
解散の「カ」の字も見いだせない、グループに対する信頼感を見る事ができますので、
キースだけが、この時点で、ピアノコンチェルトを作曲してソロツアーに出ようという思惑を胸に秘めていたのでしょうね。
以上。
本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
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2013年12月18日 yaplog!
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コメントありがとうございます。
クィーンが台頭してきて、洋楽を聞いたことのない少女達をも、クィーンのファンとして吸収されてしまうという大きな渦が、EL&Pの表向き休止期間内に発生してしまった事を友人のブログで読む事ができました。
それは、ミュージックライフ誌の人気投票でも反映され、いつのまにか、
クィーンはナンバー1バンドになってしまうという結果も生まれました。
頭脳改革リアルタイム時からのEL&Pのファンは、それを目の当たりに経験したわけでね。
しかも、クィーンはただのアイドルグループではなくて、
その音楽は素晴らしきものとして、受け止めてもいたわけです。
その後、クィーンは作品のクォリティを継続出来たかは、別として、
EL&Pよりはバンドとして長く続きましたし、売り上げもEL&Pよりは多い事は確かです。
バンドとしてはファンに高評価される作品が続かないと、厳しいものがありますよね。
ってところがなかなか切ないですね。