EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

スピード2 サントラ マーク・マンシーナ 1997年

2012-05-26 13:19:05 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
スピード2 サントラ マーク・マンシーナ 1997年


画像 ジャケットと帯

マーク・マンシーナは、「ブラック・ムーン」リリース時に、
キーボードマガジン誌上で、顔写真入りで紹介され、
そのインタビューも掲載されたように記憶しています。

EL&Pのメンバー個々人も、マーク・マンシーナを個人的に気に入ったようで、
アルバム作りの合間にそれぞれ食事をしたりしているようでした。

気に入られた要因の一つは、
マーク・マンシーナが若い頃に、アマチュアバンドでEL&Pの曲を演奏したビデオが残っていたみたいです。
それをEL&Pのメンバーが目にする事で、親近感が生まれたのであると思います。
ファンであったという言葉を何度も重ねられるよりも、心の距離があっという間に縮まる瞬間であった事でしょう。

それが元で、アルバム「ブラック・ムーン」にも、1曲、楽曲を提供していますよね。

マーク・マンシーナは、その後、映画音楽の世界に本格的に身を投じる事になりました。

「ブラック・ムーン」に続くスタジオアルバムのプロデュースも、
マーク・マンシーナに依頼する話もあったようですが、
ほぼ同時期に、映画音楽の世界でマーク・マンシーナは、ブレイクしてしまったわけですね。

それが映画「スピード」のサントラのプロデュースと作曲です。

本アルバム「スピード2 サントラ」は、その「スピード」のサントラプロデュースが評価されて、続編の担当も任された証のアルバムであります。

これに付随して、日本のTKの曲も収録される事になりました。

TK氏は、当時、「飛ぶ鳥を落とす勢い」という表現そのままに、ジャパニーズポップスシーンをリードしていましたね。

TK氏の音楽自体に関しては、プログレファンでも、様々な捉え方があるようです。

賛否両論の捉え方は、
主にTK氏自身の作品の世間を騒がせた版権問題が露呈してから、
一気に噴出した感じでもありました。
賛否の否の方は、「ここまで言うか!」と言うものもありましたね。

それはそれとして、TK氏の音楽を通じて、EL&Pを知る事になった若い方々もいる事は確かなようですよね。

その事を踏まえると、
このサントラ、
EL&Pのアルバムのプロデューサーを務めた事のあるマーク・マンシーナと、
EL&Pの音楽を自らのファンに知らせる事に一役買ったTK氏の両方の名前が見られるという点において、ちょっと興味が湧くアルバムという事になりますね。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関わるあれこれを、思い出と共に綴っております。
遅れてきた若いファンに少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
クイック応援よろしくネ。

2012年5月26日 yaplog!
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