EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

BMGのデジパック盤より考える 2

2024-02-14 08:52:48 | Emerson,Lake&Palmer関連
BMGのデジパック盤より考える 2

前回、デジパック盤を制作する際に、

「アナログ盤時代のラヴ・ビーチのジャケットに使用された、
略称ではないバンド名のデザインを、
しっかりと確立されたものにしようとしたのではないか」と、

述べました。

今回は、デジパックの背部面に記載されている、
アルバムタイトルについて、
観察をした時の事を少し書きたいと思います。

現在、このデジパック盤は、
タイトルによっては、
中古盤であっても、
とても入手がしづらくなっています。

そのため、
背部に関しても、
全てを見て判断する事は出来ないのですが、
おおよその共通項は見いだす事ができますね。

また、それによって、
残念な仕事というのが、
浮き彫りになるような感じもあります。

背部のアルバムタイトルに関しては、
基本的には、
アナログ盤のアルバムジャケットに用いていた、
タイトル文字の形状を入れ込んでいます。



タルカス以外は、
新品で入手できた品物

こうして、
並べてみると、
何かが違うと思うのは、
私だけではないと思います。



「タルカス」と「頭脳改革」

1つは、
「タルカス」のタイトル文字。

ジャケットのタイトル文字と異なっているのが、
一目で解ります。

「TARKUS(タルカス)」の文字は、
ジャケットをデザインされた方のイラストによる、
怪物達の「骨文字」です。

「骨文字」だからどうしようもないという見方もあるかと思いますが、
かつて、タルカスのCD盤面のデザインにおいて、
このような試みが為されていました。

「骨文字」の外郭を黒線で描いたわけです。



タルカス英2001年CD盤の盤面上部

これを背部に入れ込むことで、
デジパック盤を並べた時に、
違和感が解消されるのではないかと思うわけです。

デジパック盤の背部に関しては、
かつてのアルバムジャケットのタイトルデザインを、
上手い具合に取り込むという作業をしていると思いましたので、
それならば、「タルカス」に関しても、
もう一工夫して欲しかったですね。

まぁ、その一工夫が無かったので、
ここでのネタになったという事にはなりますが。

もう1つは、
「BRAIN SALAD SURGERY」のタイトル文字。

アナログ盤のジャケットの裏側に大きく記載されている、
このタイトルに関しては、
アナログリイシュー盤における、
このCDの背部の文字は、アナログ盤のタイトル文字とは、
字体が異なっています。
制作側は、アナログ盤の裏ジャケットのタイトル文字に関しては、
特にデザインされたタイトルではないと解釈したと思われますが、
コダワリの背部を制作しているなら、
とことん再現して欲しかったと思われます。

本日、画像を載せなかったタイトルに関しては、
新品自体が入手困難盤であるとか、
中古品がなかなか出てこないという事で、
まだ、入手できておりませんが、
入手した際に、ひとこと言いたくなった時は、
続きを書いてみたいと思います。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

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