EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

Player誌 1994年 3月号

2018-12-07 17:12:41 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
Player誌 1994年 3月号


ジミー・ペイジへのインタビューから始まります

本号には、
「リターン・オブ・ザ・マンティコア」が発売された頃の、
グレッグ・レイクへのインタビューが掲載されています。

ちなみに、グレッグ・レイクへのインタビューの次の記事は、
スティーヴ・ハウへのインタビュー記事になっており、
プログレファンの方は購入された方も多いかと思われます。

グレッグの記事は、
扉の頁を含めて、
全5頁の記事になります。

EL&Pのカラー写真、
(90年代撮影のモノ)
も2点ほど掲載されています。

インタビューは、
EL&P結成までの経緯など、
よく知られている内容が、
綴られているわけですが、
当時、読んだ時に、特に記憶にとどめる事になったのは、
あるところでのEL&Pの公演を見るために、
ハンガリーのブタペストから来た青年のエピソードです。

ステージ上で「展覧会の絵」を演奏しているときに、
顔中が涙で濡れている青年がグレッグの目に入ったそうです。

グレッグはロードマネージャーを通じて、
その青年を呼び出して、
話をしたようです。

その方は、
15歳の時に、
友人に「展覧会の絵」を聴かせており、
それを近所の誰かが通報したようです。
そのため、
3ヶ月もロシアの軍刑務所で過ごす体験を味わったようです。

その体験から12年も過ぎて、
彼は自由な環境の中で、
生でEL&Pと遭遇する事ができ、
「展覧会の絵」が演奏された事で、
当時の記憶とオーバーラップして、
心の底から溢れんばかりに、
こみ上げてくるものを押さえられなかったのでしょう。

本日はグレッグの命日です。

EL&Pを結成して音楽をつくってくれた事に感謝いたします。

以上。
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