EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

rockin’on  1977年8月号

2017-03-01 13:13:52 | 音楽誌に載ったEmerson,Lake&Palmer
rockin’on  1977年8月号



以前にも記した事がありますが、
洋楽系の音楽雑誌を注視するようになったのは、
1975年の秋頃からでした。

さらにrockin’on誌を初めて手にしたのは、
「ラヴ・ビーチ」発売以降でしたので、
77年頃の田舎の書店に、
rockin'on誌は、まだ並んでいなかったわけです。

本号には、「エマーソンは本物ですよ」という記事があり、
松村雄策氏と千野秀一氏のキース・エマーソンを話材にした対談が、
2頁に渡って掲載されています。

本誌をリアルタイムで購入していたキースファンの記憶の片隅には、
この記事の事は残っているかも知れません。

「千野秀一氏とはいかなる人?」

いう方もいらっしゃるかと思います。

私も全く知らなかったのですが、
当時は「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」
のキーボードプレイヤーだったわけですね。

「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」が1982年に解散して以降は、
ドラマや映画の音楽を手掛けていらっしゃる方なので、
私が知らなかっただけで、
ご存知の方は多いと思います。

松村雄策氏としては、
千野秀一氏が、クラッシックの素養を持ちつつも、
「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」に席を置いている事もあり、
キース・エマーソンをどのように見ているかというところに興味が湧いたのでしょう。

千野秀一氏は、
キーボードを奏でるクリエイターとしてのキース・エマーソンを尊敬しており、
キースのナイス時代からELP四部作の「ピアノコンチェルト」までの流れを、
とても天才的なモノとして見ている発言をされています。

「ピアノコンチェルト」に関しては、
「メロディーがない」等の意見を述べていますが、
「タルカス」に関しては、ほぼベタ誉め。

そして、今後のキース・エマーソンは、
ますます期待できるという考えをこの時点では持っていたようです。

グレッグ・レイクによると、
キース・エマーソンの精神的な病は、
ELP四部作のツアーの頃に端を発していたとの話がありました。

病さえ患っていなければ、
その後の音楽活動もまた違ったモノのなっていたかも知れないですね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
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