EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

旧東ドイツ国営レーベルのアナログ盤

2013-09-19 18:04:23 | EL&Pのベスト盤等
Emerson Lake & Palmer
旧東ドイツ国営レーベルのアナログ盤



画像① ジャケット表側(時間がないので光も無視)


画像② ジャケット裏側

1990年に西ドイツに統合される以前に、
旧東ドイツでリリースされたアナログ盤のようです。

旧東ドイツの国営レーベルにAMIGA(アミーガ)というのがあり、
ジャケット下部や、レコードラベル面に、AMIGAの文字がありますので、
そのレーベルからリリースされたようですね。

シングルジャケットの1枚組。

一見、WORKS volume2の変形に見えない事もないわけですよね。
裏の写真なんかも、WORKS volume1の内ジャケットからの引用ですし、
ワークスシリーズに収録された曲が、セレクトされているのではないかと、
予想するわけです。

しかし、
ジャケット裏に記された曲目を見ると、
とても珍しい選曲がなされていますね。

A面
1.欲しいのは君だけ
2.ラヴ・ビーチ
3.恋の味
4.ギャンブラー
5.おまえのために
6.キャナリオ

B面
1.庶民のファンファーレ(9:38)
2.メープルリーフ・ラグ
3.L.A.ナイツ
4.未開人

この通り、
ラヴ・ビーチのA面と、
ワークスシリーズから3曲、
デビューアルバムの最初の曲、

という不思議な構成です。
しかし、よく見ると、

A面は歌詞入りで、
B面は、すべてインスト。

このような選曲になった根拠は解りかねますが、
「組曲タルカス」や「永遠の謎」等に見られるグレッグの歌詞というのは、
独自の思想が見受けられますので、精査にはちょっと面倒。
旧東ドイツの国営レーベルとしては、
ラヴソングであれば問題なしという事なのでしょうか。

あくまでも推測ですけどね。

このアルバムは、
EL&Pの音楽を、
東ドイツの人に聞かせたかった熱意を持った方の痕跡なのかも知れませんね。


以上。

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2013年9月19日 yaplog!

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