「金妻」って、トレドラの前だっけか。田園都市線はその印象で、ハイソな家庭で退屈してる若奥さんがいる沿線のイメージがある。ダイヤル回して手を止めた、の切なさと「ダイヤル」、分かる世代も年齢上がってきたか。金妻世代も同様に歳を重ね、二子玉高島屋のレストランで耳にする会話は、健康と年金と嫁と孫。昭和のドラマシーンは遠くなりにけり、か。
オシャレじゃない店がほぼ見当たらない、中目駅界隈。敷居も値段も高めな中、ギリギリ普段使いできる高架下のこの店に、お世話になることが増えた。オリーブが主役のサンドイッチ、お昼のサンマ定食に並ぶ、当地での常食だ。
ご近所さんぽ、富岡八幡宮の後はそのまま海の方へと歩いた。海、といっても界隈の湾岸は埋め立てられ、海岸線ははるか先。街の一角に「船溜り」と称して、海とつながった水辺が整備されており、海がわりのさんぽの気分で訪れてみた。
あたりは集合住宅が林立していて、当時の様子は望むべくもないが、時折、ボラが跳ねる音が響いたりと、「水」があるだけで憩いの雰囲気が結構感じられる。先月訪れた西宮浜のような、今風の湾岸にピンポイントで残る、海辺の佇まいといった感じか。
集合住宅の下層には住んでいる人用のショッピングモールが整備されているが、近隣に大型の施設があるため閑散としていた。個人経営の店ばかりのローカルな雰囲気で、自家製ハムを作っているとの肉屋でハムカツを1枚買い、水辺でいただいた。市販の薄いハムのではなく、ハムステーキにするような厚めのが入っており、どっしり食べ応えがある。
ここは自宅から歩いて30分、もう20年も住む街なのに、意外と歩いていないところがあるものだ。
あたりは集合住宅が林立していて、当時の様子は望むべくもないが、時折、ボラが跳ねる音が響いたりと、「水」があるだけで憩いの雰囲気が結構感じられる。先月訪れた西宮浜のような、今風の湾岸にピンポイントで残る、海辺の佇まいといった感じか。
集合住宅の下層には住んでいる人用のショッピングモールが整備されているが、近隣に大型の施設があるため閑散としていた。個人経営の店ばかりのローカルな雰囲気で、自家製ハムを作っているとの肉屋でハムカツを1枚買い、水辺でいただいた。市販の薄いハムのではなく、ハムステーキにするような厚めのが入っており、どっしり食べ応えがある。
ここは自宅から歩いて30分、もう20年も住む街なのに、意外と歩いていないところがあるものだ。
地元さんぽ。富岡八幡宮といっても、ここ数日話題の門仲ではなく、地元横浜市金沢区のお社。かつては海を臨む風光明媚な立地で、今は埋立地の背後でポコっとせり上がった高台の、鎮守の森の中に祠を構えている。金沢八景から杉田にかけては、こうした湾岸の名残を留める社が点在しており、どれも家から徒歩圏の散歩に楽しい対象だ。
八幡さまは勝負運の神様なので、来週結果の出るコンペの勝ちを祈願。御利益賜れますよう。
八幡さまは勝負運の神様なので、来週結果の出るコンペの勝ちを祈願。御利益賜れますよう。
朝日カルチャー新宿「編集長と歩くおさんぽ講座」今年最後の品川宿・泉岳寺編は、15名の大盛況で開催。冬晴れのもと、新馬場から北品川まで、街道筋をのんびり歩いた。空襲に遭ってないため大小の寺社、「看板建築」と呼ばれる銅葺きの商家が点在しており、背景にはインターシティの高層ビル群。時代を超えた風情があり、なかなか楽しい講座ガイドだった。
品川神社のリアルすぎる富士塚、猫や井戸が見られる馬場の民家の小路、虚空蔵堂前の昭和の飲み屋街、江戸湾の佇まいがある品川浦の船溜りあたりがレスポンスが良く、南北の品川宿の所以、目黒川付け替えの経緯、鯨と漁業の背景といった不思議と謎系も、興味深く聞いてもらえた。泉岳寺へは時間の関係で電車での移動となり、忠臣蔵のスピンオフやサイドストーリーも、時節柄ウケた様子。さんぽの楽しみ方を学んでもらう狙いは、うまく伝わったのではなかろうか。