小田原さんぽで寄った喫茶店「豆の樹」。昔ながらの界隈の社交場的なプチ高級感と、時間が止まったレトロ感が入り混じった、異次元的な空間だ。サイフォンのブレンドはおいしく、控えめなクラシックがBGMの店内は、おばさまがたの午後の寄り合い場的様相だ。
こんな店を、勝手に「まち喫茶」とカテゴライズ、今後の地方のさんぽで、新たな発掘テーマにしてみよう。
こんな店を、勝手に「まち喫茶」とカテゴライズ、今後の地方のさんぽで、新たな発掘テーマにしてみよう。
朝の城下町、辻にある店の窓からは、城跡周辺にある役所や学校への通勤通学風景が流れる。お役人の登城、子供らの寺子屋通いと置き換えて眺めてみれば、目の前の朝餉も一膳飯に具沢山の味噌汁、食後には渋い茶を一杯…と受け取るにはちと無理があるか。