ウマさ特盛り!まぜまぜごはん~おいしい日本 食紀行~

ライター&編集者&散歩の案内人・上村一真(カミムラカズマ)がいざなう、食をテーマに旅をする「食紀行」を綴るブログです。

豆の樹@小田原

2017年12月22日 | 旅で出会った食メモ
小田原さんぽで寄った喫茶店「豆の樹」。昔ながらの界隈の社交場的なプチ高級感と、時間が止まったレトロ感が入り混じった、異次元的な空間だ。サイフォンのブレンドはおいしく、控えめなクラシックがBGMの店内は、おばさまがたの午後の寄り合い場的様相だ。

こんな店を、勝手に「まち喫茶」とカテゴライズ、今後の地方のさんぽで、新たな発掘テーマにしてみよう。

小田原城下てくてくさんぽ

2017年12月22日 | てくてくさんぽ・取材紀行
小田原での打ち合わせ後に、市街を小一時間さんぽしてみた。城と反対、旧東海道や海方面は、観光で訪れるとなかなか行かないエリアだ。市街には旧町名の石柱が随所に立ち、見かけるごとに城下の街づくりが学べて面白い。

東海道を渡ると商工の街の雰囲気が一転、「古新宿町」というかつての漁師町に。海の神様・竜宮など小さな祠が目立ち、中程には藩主ゆかりなのか北条稲荷も。相模湾を眼前に、かつては出漁や水揚げで賑わった面影が、ひっそり静かな街並みに残っている。

残念なのはその相模湾に出る浜に、西湘バイパスの自動車道がドンと横切ってしまっていること。築堤下の扉から覗く海が、ちょっと窮屈そうなのがもったいない、浜さんぽの締めである。